23日のNY株式相場は反発。前日に大きく下落した反動や、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの打ち止め期待を背景に大きく上昇してスタートしたが、地銀株が下落したことで売りが強まった。
しかし、イエレン米財務長官が必要なら預金保護を拡大すると発言したことが支えとなった。
ダウ平均は481ドル高まで上昇後、165ドル安まで下落したが、75.14ドル高(+0.23%)で終了。
S&P500も1.80%高まで上昇後、0.46%安まで下落し、0.30%高で終了。
ハイテク株主体のナスダック総合は2.51%高まで上昇後、0.12%高まで上昇幅を縮小し、1.01%高で終了。主要3指数がそろって反発して終了した。
センチメントはやや悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の22.26ポイントから一時24.91ポイントまで上昇し、22.61ポイントで終了した。
S&P500の11セクターはコミュニケーション、ITの2セクターが上昇し、エネルギー、公益、金融、不動産など9セクターが下落した。
ダウ平均採用銘柄は18銘柄が上昇し、12銘柄が下落。インテルが3.20%高となったほか、マイクロソフト、アムジェン、ナイキ、ビザも1%超上昇。
一方、トラベラーズ、ユナイテッドヘルスが1%超下落し、シェブロン、IBM、スリーエム(3M)も0.50%超下落した。
個別では、カナダでの会員数が増加したと報じられたネットフリックスが9.01%高と急伸。
一方、ジオンズ・バンコープ、コメリカ、キーコープなどの地銀株が軒並み6-8%下落した。