NYダウ323ドル高 半導体株が買われナスダック総合が1.79%高

29日のNY株式相場は大幅反発。金融システム不安が後退しセンチメントの改善が続く中、米国債利回りの上昇傾向がやや一服したことや、半導体のインテルやマイクロンの大幅高が好感された。


ダウ平均は終日プラス圏で推移し、323.35ドル高(+1.00%)とほぼ一日の高値で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.42%高、1.79%高で終了した。


業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。不動産、ITが2%超上昇し、一般消費財、エネルギー、金融も1.5%超上昇した。


投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-0.85ポイントの19.12ポイントと4日連続で低下した。


フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3.27%高と4日ぶりに大幅反発した。新製品発売計画が好感されたインテルが7.61%高となったほか、マイクロン・テクノロジーも決算が予想を下回ったものの、過剰在庫の解消が好感されて7.19%高となった。


アスレチックアパレルのルルレモン・アスレティカは12.72%高と急伸。第4四半期決算が市場予想を上回ったことや、強い通期見通しが好感された。




国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

羽土 美幸の別の記事を読む

人気ランキング

人気ランキングを見る

連載

連載を見る

話題のタグ

公式SNSでも最新情報をお届けしております