NYダウ10ドル安とほぼ横ばい 決算は好悪まちまち

18日のNY株式相場は小動き。決算発表が好悪まちまちとなる中、経済指標もおおむね市場予想通りとなり、主要3指数がそろって狭いレンジでもみ合った。


ダウ平均は朝方に195ドル安まで下落したものの、31ドル高まで上昇し、10.55ドル安(-0.03%)とほぼ横ばいで終了。S&P500は0.09%高と小幅に上昇した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.04%安とわずかながら下落して終了した。


ダウ平均はボーイング、ホーム・デポ、JPモルガン・チェースが1%超上昇した一方、決算が嫌気されたジョンソン・エンド・ジョンソンが2.81%安、ゴールドマン・サックスが1.70%安となった。


S&P500の11セクターは資本財、エネルギー、IT、素材など7セクターが上昇し、コミュニケーション、ヘルスケア、公益など4セクターが下落した。


寄り前に発表された米3月住宅着工件数は142.0万件となり、前月分改定値の143.2万件から減少したものの、市場予想の140.0万件を上回った。

一方、米3月建設許可件数は141.3万件と前月の155.0万件から減少し、予想の145.0万件を下回った。


要人発言では、ボスティック米アトランタ連銀総裁が「あと1回の利上げを予想」と発言したが、影響は限定的だった。


引け後に決算を発表したネットフリックスは売上高が予想を下回ったことで一時10%超急落したが、その後は下落幅を1%未満に縮小した。


国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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