19日のNY株式相場は高安まちまち。手掛かり難のなか、主要企業による決算発表の結果を見極めたいとの思惑が根強く、方向感に欠ける展開となった。
ダウ平均は一時161ドル安まで下落したあと下げ渋り、79.62ドル安(-0.23%)で終了。
S&P500は0.01%安、ハイテク株主体のナスダック総合は0.03%高と前日終値近辺で終了した。
S&P500の11セクターは公益、不動産、ヘルスケアなど5セクターが上昇し、コミュニケーション、素材、エネルギーなど6セクターが下落した。
個別銘柄では、市場予想を上回る決算を発表したトラベラーズが6.15%高と上昇が目立った一方、会員数の伸びが市場予想を下回ったネットフリックスが3.17%安となった。
主要企業による決算発表では、保険大手トラベラーズは2023年1-3月期の1株当たり利益が市場予想を上回ったことを好感し、6%超上昇となった。
金融大手モルガン・スタンレーも1株当たり利益が市場予想を上回り、株価は上昇した。
一方、動画配信のネットフリックスは2023年1-3月期の売上高と会員数の伸びが市場予想を下回り、3%超下落となった。
引け後に決算を発表したテスラは売上高が予想を下回ったことや、売上高総利益率の大幅低下を嫌気し、時間外取引で株価は約6%下落している。