ダウ66ドル高と続伸 ナスダック総合は反落

24日のNY株式相場は高安まちまち。今週はアルファベットなど大手ハイテク企業の決算発表が相次ぐほか、2023年1-3月期の米GDP速報値など重要な経済指標の発表が多く、様子見姿勢が強まった。


ダウ平均は一時82ドル安まで下落したあと持ち直し、66.44ドル高(+0.20%)で終了。S&P500は0.09%高と小幅に続伸したが、ハイテク株主体のナスダック総合は0.29%安と反落した。


S&P500の11セクターはエネルギー、素材、ヘルスケアなど6セクターが上昇し、IT、不動産、金融など5セクターが下落した。


個別銘柄では、原油先物相場の上昇が支えとなり、石油大手シェブロンが1.40%高、建設機械大手キャタピラーが1.43%高となった。


経済指標など材料に乏しく、方向感に欠ける展開となった。今週はアルファベット、マイクロソフト(以上25日)、メタ・プラットフォームズ(26日)、アマゾン・ドット・コム、インテル(以上27日)など、大手ハイテク企業の決算発表が相次ぐ。結果を見極めたいとの思惑から積極的な売買が手控えられた。


また、2023年1-3月期の米GDP速報値(27日)や3月の米個人消費支出価格指数(28日)など注目度の高い経済指標の発表が多いこともあり、様子見姿勢が強まった。



日本株情報部 アナリスト

角屋 昌範

2005年に国内証券会社へ入社後、投資情報部や調査部に在籍。投資情報部では、米国や香港株式市場見通しの作成など海外金融市場に関する調査業務に携わる。調査部では、ネット関連セクターを中心に国内個別企業のアナリストレポートを執筆した。 国内証券会社などを経て2019年に入社。主に先物市場見通しなど「デリバティブコンテンツ」を担当。 CFP DCプランナー

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