NYダウ228ドル安と続落 マイクロソフトが上昇しナスダックが3日ぶりに反発

26日のNY株式相場は高安まちまち。市場予想を上回る決算を発表したマイクロソフトが7%超上昇した一方、前日に約50%下落した地銀のファースト・リパブリック・バンクが30%安と大幅に続落したことがセンチメントの悪化につながった。


ダウ平均はマイクロソフトの上昇を受けて115ドル高まで上昇する場面もあったが、228.96ドル安(-0.68%)で終了。

S&P500も0.44%高まで上昇後、0.38%安で終了し、ともに2日続落となった。

一方、ハイテク株主体のナスダック総合は1.43%高まで上昇後、上昇幅を縮小したものの、0.47%高と3日ぶりに反発した。


マイクロソフトの好決算発表を受けて、引け後や翌日に決算を発表するメタ・プラットフォームズが0.89%高、アマゾン・ドット・コムが2.35%高となった。


S&P500の11セクターはIT(+1.73%)を除く10セクターが下落。公益が2.37%安となり、資本財、ヘルスケア、エネルギー、素材も1%超下落した。


ダウ平均採用銘柄はマイクロソフトが7.24%高となったほか、インテル、セールスフォース、ボーイングなどが1%未満の上昇となった。

一方、ホーム・デポ、メルク、ハネウェル・インターナショナル、アムジェンが2%超下落し、ユナイテッドヘルス、シェブロン、JPモルガン・チェース、ディズニー、3M、P&G、キャタピラーなども1%超下落した。


引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズは売上高と利益が予想を上回り、株価は時間外で12%超上昇となっている。



国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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