27日のNY株式相場は大幅高。米1-3月期GDP速報値が予想を下回ったものの、予想を上回る決算や強い見通しを発表したメタ・プラットフォームズが2桁高となり、このほかのハイテク・ジャイアントも軒並み大幅高となった。
ダウ平均は上昇してスタートすると終盤に557ドル高まで上昇し、524.29ドル高(+1.57%)で終了。
S&P500も2.03%高まで上昇し、1.96%高で終了。ともに3日ぶりに大幅反発した。
ハイテク株主体のナスダック総合も2.43%高とほぼ高値引けとなり、2日続伸した。
業種別ではコミュニケーションの5.53%高を筆頭にS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財、不動産、ITも2%超上昇した。
コミュニケーションではメタ・プラットフォームズが13.93%高となったほか、パラマウントとベライゾンが5-6%上昇し、アルファベット、ウォルト・ディズニーも3%超上昇した。
一般消費財では、引け後に決算発表を控えるアマゾンが4.61%高となったほか、テスラも4.19%高。
ITではマイクロソフトが3.20%高、アップルが2.84%高となった。
寄り前に発表された米1-3月期GDP速報値は前期比年率+1.1%となり、市場予想の+2.0%を下回った。
第4四半期の+2.6%からも伸びが鈍化し、景気減速が懸念されたものの、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの早期停止期待も高まった。
一方、週間新規失業保険申請件数は23.0万件と前回の24.6万件や予想の24.8万件を下回り、労働市場の堅調が示された。
引け後に決算を発表したアマゾンは決算が予想を上回ったことで一時7%超上昇したが、その後3%安まで反落した。