(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.12円(前営業日比△0.42円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=148.01円(△0.77円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0874ドル(△0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:33348.60ドル(△47.98ドル)
ナスダック総合株価指数:12365.21(△80.47)
10年物米国債利回り:3.50%(△0.04%)
WTI原油先物6月限:1バレル=71.11ドル(△1.07ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=2022.7ドル(△2.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▲31.8 10.8
3月対米証券投資動向
短期債を含む 567億ドル 137億ドル・改
短期債を除く 1333億ドル 566億ドル・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が▲31.8と予想の▲2.5を大幅に下回ったことを受けて円買い・ドル売りが先行。21時30分過ぎに一時135.71円付近まで値を下げた。
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値135.59円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米利上げ停止観測が後退する中、米長期金利の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると136.20円付近まで持ち直した。
もっとも、NY中盤以降は136円台前半で値動きが鈍った。米債務上限問題の行方や明日公表される米小売指標の結果を見極めたいとの思惑から、積極的な売買は手控えられた。
なお、バイデン米大統領は連邦政府の借入限度額である「債務上限」の引き上げを巡り、議会指導部と明日16日に改めて会談するとの見通しを示した。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。米経済指標の下振れをきっかけにユーロ買い・ドル売りが先行すると、21時30分過ぎに一時1.0891ドルと日通し高値を付けたものの、米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出ると1.0864ドル付近まで押し戻された。ただ、そのあとはドル円と同様に米債務上限問題の行方を見極めたいとの思惑から、積極的な売買は手控えられた。
・ユーロ円は続伸。ただ、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。21時30分前に148.18円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速。21時30分過ぎには147.62円付近まで下押しした。そのあとは148.00円を挟んだもみ合いに終始した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反発。前週末までに5日続落した反動で短期的な戻りを期待した買いが入った。ただ、明日予定されているバイデン米大統領と議会指導部との債務上限を巡る協議を前に積極的に株式を買う動きは広がらなかった。5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことで指数は一時140ドル近く下落する場面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。5月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大きく下回ったことを受けて債券買いが先行したものの、根強いインフレ懸念から債券を売る動きが広がると下げに転じた。
・原油先物相場は4日ぶりに反発。米国が戦略石油備蓄の補充開始を計画していることが支えとなったほか、カナダでの山火事で原油の生産が停止されたことによる需給ひっ迫懸念も買い材料視された。
・金先物相場は4日ぶりに反発。外国為替市場で対資源国通貨を中心にドル安が進んだ影響から、ドル建てて取引される金の割高感が後退し買いが強まった。もっとも、米長期金利が上昇したため金利を生まない金には重しとなった。