NYダウ231ドル安と3日続落 米債務上限問題が重し

23日のNY株式相場は下落。米債務上限引き上げを巡る与野党協議に進展がなかったことで、米国のデフォルトの可能性が意識され、リスク回避の流れが強まった。


足もとで堅調が続いたハイテク・グロース株にも利益確定売りが強まり、ほぼ全面安となった。


ダウ平均は231.07 (-0.69%)と3日続落し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.12%安、1.26%安となり、ともに大幅反落した。


センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は18.53ポイントと前日比1.32ポイント上昇した。


S&P500の11セクターはエネルギー(+1.04%)を除く10セクターが下落。素材、IT、コミュニケーション、不動産、資本財、金融、ヘルスケアが1%超の下落となった。


ダウ平均採用銘柄は、シェブロンが2.89%高となったほか、、ホーム・デポ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが1%超上昇した一方、

ビザ、インテル、ウォルト・ディズニーが2%超下落し、アメリカン・エキスプレス、マイクロソフト、セールスフォース、ボーイング、アップル、ナイキなども1%超下落した。




国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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