NYダウ35ドル安と小幅に5日続落 エヌビディアが急伸し、ナスダックが大幅反発

25日のNY株式相場は高安まちまち。決算や見通しが好感されたエヌビディアが24.37%高と急伸し、ハイテク株の上昇をけん引した一方、エネルギーや消費関連株、ディフェンシブ・セクターの公益、ヘルスケアなどが下落した。


ダウ平均は213ドル安まで下落後、70ドル高まで反発したが、35.27ドル安(-0.11%)と小幅に5日続落して終了。

一方、S&P500は終日プラス圏で推移し、0.88%高と3日ぶりに反発して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は1.71%高と3日ぶりに大幅反発した。


エヌビディアが人工知能(AI)分野の好調を理由に強い見通しを発表したことで、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も11%超上昇したほか、マイクロソフトとアルファベットもそれぞれ3.85%高、2.13%高となった。


債務上限問題は与野党の歩み寄りがみられたものの、合意には至らず、格付け会社のフィッチ・レーティングスは24日、米国の外貨建て長期債格付けのアウトルックを「ネガティブ」に引き下げた。


S&P500の11セクターはIT、コミュニケーションなど5セクターが上昇し、エネルギー、公益、ヘルスケア、生活必需品、一般消費財など6セクターが下落。


ダウ平均採用銘柄はマイクロソフト、シスコ・システムズ、ゴールドマン・サックスなど13銘柄が上昇し、インテル、ベライゾン、ウォルグリーン、ダウ・インク、アムジェン、シェブロンなど17銘柄が下落した。



国際金融情報部 アナリスト

羽土 美幸

富山県出身。国内証券で株式等の営業、仏系証券でポートフォリオ分析、転換社債、エクイティ・デリバティブの分析・開発・営業などを担当。 2014年からDZHフィナンシャルリサーチにおいて米国株式、金融市場レポート編集、海外ETF業務を担当。

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