30日の日経平均は4日続伸。終値は94円高の31328円。米国が休場で材料難の中、小安く始まった後はプラス圏とマイナス圏を行き来した。早々にプラス転換した後、いったん上げ幅を3桁に広げたが、買いが続かず失速すると、一転して下げ幅を3桁に拡大。前場では多くの銘柄が売られる中、指数は下に値幅を広げては幾分戻すといった動きを繰り返した。しかし、後場に入ると地合いが改善。ドル円が円安に振れたことと歩調を合わせてトヨタやソニーGなどの動きが良くなり、早い時間にプラス圏に再浮上した。上げ幅を3桁に広げてくると前場同様に上値が抑えられたが、伸び悩んだ後も概ね堅調に推移した。
東証プライムの売買代金は概算で3兆0100億円。業種別では鉄鋼、精密機器、その他製品などが上昇した一方、保険、金属製品、水産・農林などが下落した。
1Qの営業黒字着地が好感されたACCESS(4813)が、買いを集めてストップ高比例配分。半面、直近で強く買われていたアイスペース(9348)が、利益確定売りに押されて大幅に下落した。