日経平均は4日続伸 ACCESSがストップ高

30日の日経平均は4日続伸。終値は94円高の31328円。米国が休場で材料難の中、小安く始まった後はプラス圏とマイナス圏を行き来した。早々にプラス転換した後、いったん上げ幅を3桁に広げたが、買いが続かず失速すると、一転して下げ幅を3桁に拡大。前場では多くの銘柄が売られる中、指数は下に値幅を広げては幾分戻すといった動きを繰り返した。しかし、後場に入ると地合いが改善。ドル円が円安に振れたことと歩調を合わせてトヨタやソニーGなどの動きが良くなり、早い時間にプラス圏に再浮上した。上げ幅を3桁に広げてくると前場同様に上値が抑えられたが、伸び悩んだ後も概ね堅調に推移した。


東証プライムの売買代金は概算で3兆0100億円。業種別では鉄鋼、精密機器、その他製品などが上昇した一方、保険、金属製品、水産・農林などが下落した。


1Qの営業黒字着地が好感されたACCESS(4813)が、買いを集めてストップ高比例配分。半面、直近で強く買われていたアイスペース(9348)が、利益確定売りに押されて大幅に下落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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