31日の日経平均は5日ぶり大幅反落。終値は440円安の30887円。休場明けの米国株はまちまちとなったが、ダウ平均の下落が嫌気されて寄り付きから200円を超える下落。31000円を割り込んだところではいったん切り返したが、戻したところでは売り直された。足元で強い動きを見せていた半導体株や商社株が売り込まれる中、後場に入ると一段安となり、下げ幅を500円超に広げる場面もあった。30800円を割り込んだところでようやく売りが一巡し、終盤にかけてはやや値を戻した。米長期金利の低下を手がかりに新興グロース株が相対的に強く、マザーズ指数はプラスで終えた。
東証プライムの売買代金は概算で6兆9500億円。リバランス需要発生日かつ値幅も出たことで、商いは高水準となった。業種別ではプラスは保険と空運の2業種のみで、銀行が小幅な下落。一方、卸売、鉄鋼、鉱業など、市況関連セクターの弱さが目立った。
証券会社が目標株価を引き上げたエイベックス(7860)が大幅上昇。半面、原油価格の下落が嫌気されて、INPEX(1605)が大幅に下落した。