6日のNY株式相場は反発。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に積極的な取引は控えられたものの、センチメントが改善する中、出遅れ感が強い景気敏感株が上昇し相場をけん引した。
ダウ平均は163ドル安まで下落する場面もあったが、10.42ドル高(+0.03%)とわずかながらプラス圏で終了。
S&P500も朝方に0.25%安まで下落したが、0.24%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も0.48%安まで下落後に、0.36%高で終了。ともに終値の年初来高値を更新した。
S&P500の11セクターは金融、一般消費財、エネルギー、不動産、素材、資本財など7セクターが上昇し、ヘルスケア、生活必需品、ITなど4セクターが下落した。
ダウ平均採用銘柄はメルク、ユナイテッドヘルスが2%超下落し、マクドナルドも1%超下落した一方、インテルが3%超上昇し、アメリカン・エキスプレス、ダウ・インクが2%超上昇。キャタピラー、ゴールドマン・サックス、セールスフォース、ウォルト・ディズニーも1%超上昇した。
投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-0.77ポイントの13.96ポイントと、2020年2月14日以来の14ポイント割れとなった。
来週13-14日に開催されるFOMCでは政策金利の据え置きが見込まれているが、CMEのフェド・ウォッチが示す7月FOMCでの0.25%以上の利上げ確率は65%で、9月FOMCでも51%の確率で利上げが見込まれている。