(25日終値)
ドル・円相場:1ドル=136.71円(前営業日比△0.59円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=139.69円(△0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0218ドル(△0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:31990.04ドル(△90.75ドル)
ナスダック総合株価指数:11782.67(▲51.44)
10年物米国債利回り:2.79%(△0.04%)
WTI原油先物9月限:1バレル=96.70ドル(△2.00ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1719.1ドル(△8.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。露政府からノルドストリーム1経由での欧州へのガス供給に前向きな見解が示されたことをきっかけに欧州時間は堅調に推移し、一時1.0258ドルまで上昇する場面があった。ただ、露国営ガスプロムがノルドストリーム1のタービンを停止し、ガス供給量を減少させると発表すると失速。欧州の天然ガス価格の指標となるオランダTTF天然ガス先物が10%超の大幅高となるなか、一時1.0204ドル付近まで下げた。一方、1.02ドルを割り込むまでは至らず、その後は1.02ドル台前半でこう着した。
・ドル円は3営業日ぶりに反発。対ユーロでドル買いが強まった影響を受けて1時前には一時136.79円と本日高値を付けた。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて一段高ともならず、その後は136.70円を挟んで小動きとなった。
・ユーロ円は4営業日ぶりに反発。株高を背景に円安が進むと一時140.07円まで上昇したが、ガス供給懸念が再燃すると139.40円台まで失速した。一方で下値も堅く、その後は139.70円前後で値動きが鈍った。
なお、欧州序盤の株高や原油先物価格の上昇を受けてNY市場でも資源国通貨のクロス円は買いが優勢となり、カナダドル円は106.49円まで上値を伸ばした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。原油高を受けてシェブロンなど石油関連銘柄が上昇したことが支えとなったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は続落した。アップルなどの決算を今週に控えており、持ち高調整の売りが目立った。
・米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反落。先週後半にかけた債券高に対する反動から時間外で債券売りが強まった。通常取引に入ると、利回りは一時2.84%台まで上昇した。もっとも、一巡後は引けにかけて買い戻しが入るなど下げ渋った。
・原油先物相場は反発。今週のFOMCを前に方向感に欠ける動きが続いたが、露ガスプロム社が「ノルドストリーム1経由のガス供給を27日から日量3300万立方メートルに減少する予定」との見解を示すと、エネルギー資源の枯渇が懸念され、引けにかけては上げ幅を広げた。
・金先物相場は反落。NY午前までは堅調に推移していたが、ドルが底堅い動きを見せると、ドルで取引される金先物価格は割高感からマイナスに転じた。