3日のNY株式相場は小幅高。翌日が独立記念日の祝日のため休場で、この日は短縮取引となったが、第3四半期初日の米国株は主要3指数がそろって小幅に続伸した。
米6月ISM製造業PMIが予想を下回る弱い結果となったことで景気後退(リセッション)懸念が強まったものの、米国株の先高観が続く中、販売台数が予想を上回ったテスラが7%近く上昇したことも支援となった。
ダウ平均は朝方に121ドル安まで下落したものの、10.87ドル高(+0.03%)と小幅ながらプラス圏で終了。S&P500も0.12%高と小幅に上昇し、ともに3日続伸した。
1-6月期に31.73%高と40年ぶりの上半期上昇率を記録したナスダック総合も0.21%高と2日続伸した。
S&P500の11セクターは一般消費財、不動産、生活必需品、公益、金融、素材など9セクターが上昇し、ヘルスケア、ITの2セクターが下落。
ダウ平均採用銘柄はウォルグリーン、ディズニー、アムジェン、ゴールドマン・サックス、3Mが1%超上昇し、ダウ・インク、JPモルガン、アメリカン・エキスプレスも0.7%超上昇。一方、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マクドナルド、ナイキが1%超下落し、メルク、アップル、マイクロソフトも0.7%超下落。
先週末まで7日連続で上場来高値を更新したアップルは、仮想現実(VR)用ゴーグル型端末の生産計画引き下げ報道を受けて一時、1.13%安まで下落したが、0.78%安と下落幅を縮小して終了。時価総額は引き続き3兆ドルを上回った。