(29日終値)
ドル・円相場:1ドル=133.27円(前営業日比▲1.00円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=136.16円(▲0.74円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0220ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:32845.13ドル(△315.50ドル)
ナスダック総合株価指数:12390.69(△228.10)
10年物米国債利回り:2.65%(▲0.02%)
WTI原油先物9月限:1バレル=98.62ドル(△2.20ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1781.8ドル(△12.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
6月米個人所得(前月比) 0.6% 0.6%・改
6月米個人消費支出(PCE、前月比) 1.1% 0.3%・改
PCEデフレーター(前年比) 6.8% 6.3%
PCEコアデフレーター(前月比) 0.6% 0.3%
PCEコアデフレーター(前年比) 4.8% 4.7%
7月米シカゴ購買部協会景気指数 52.1 56.0
7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値)
51.5 51.1
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続落。欧州序盤に132.51円まで下げた後は、米中長期金利の上昇につれてショートカバーが進み、NY序盤もその流れを引き継いだ。6月米個人消費支出(PCE)や同PCEコアデフレーターなどが予想を上回る結果となったことが分かると買い戻しが加速。22時過ぎには一時134.59円付近まで買い上げられた。
一方、朝方の高値134.68円には届かず一巡後は米10年債利回りが一転低下に転じたため戻り売りの展開へ。目立った反発もないまま、取引終了間際には133.21円近辺まで押された。
・ユーロドルは反発。米中長期金利の上昇や良好な米インフレ指標を受けて22時過ぎには1.0146ドルと日通し安値を更新した。一方、その後に米金利が一転低下したため1.0220ドル台まで切り返した。
・ユーロ円は続落。ドル円が反発したことにつれて136.70円台まで上昇した後、ドル円が失速すると135円台後半まで下押しした。一方、ユーロドルが底堅さを維持したため下値も限定的だった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。ハイテク大手の決算が良好だったと受け止められ、投資家心理が改善した。原油先物価格の大幅高でシェブロンが大きく買われたことも指数を押し上げた。月間では6.7%上昇し、2020年11月以来の上昇率となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は3日続伸した。市場予想を上回る決算を発表したアップルが相場をけん引した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。欧州市場に入ると持ち高調整の売りが強まったほか、6月米個人消費支出(PCE)など米インフレ指標が強かったことも売りにつながり、利回りは一時2.72%台まで上昇した。ただ、過度な大幅利上げ期待がいったん後退するなかで次第に買い戻しが優勢となり、利回りは2.61%台まで一転低下する場面もあった。
・原油先物相場は反落。米金利が低下し、ドル円が2円超下落するなど、ドルで取引される原油先物は割安感もあり原油先物は一時101.88ドルまで大幅に上昇した。また、来週3日に行われるOPECプラスで。生産方針が現状維持となるとの見方が強まったことも原油先物を支えた。もっとも、週末・月末ということもあり、引けにかけては利食いも入り上げ幅を縮小した。
・金先物相場は3日続伸。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見後から続く米金利の低下傾向が本日も継続したことで、金先物価格は3日続伸した。また、ドル円が一日で2円超下落するなど、ドルが軟調な動きだったことで、ドルで取引される金先物は割安感からも買われた。