3日の日経平均は反発。終値は147円高の27741円。米国株は下落したが、下げ要因の一つであったペロシ下院議長の台湾訪問はきのう先んじて消化していたことから上昇スタート。序盤では上げ幅を200円超に広げる場面もあった。27800円台に乗せたところで買いが一巡して大きく値を消したが、持ち直して再び上げ幅を3桁に拡大。開始1時間程度で値動きが落ち着き、その後は27700円近辺でこう着感が強まった。後場に入っても地合いに大きな変化はなく、引けまで小動きが続いた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9200億円。業種別では精密機器、保険、卸売などが上昇した一方、電気・ガス、不動産、建設などが下落した。
1Qが大幅な最終増益となったイリソ電子工業(6908)が一時ストップ高となるなど急騰。反面、川崎汽船(9107)は1:3の株式分割と配当見通しの実質増額修正を発表したものの、期待値も相応に高かったことから、発表を受けた株価は強い売り反応となった。