ドル円は、1998年6月以来の日米協調円買い介入により、反落しつつあります。
そして、「ベッセント・シーリング」が160円台に設定された可能性が高まっています。
下値の目処は、かつて「神田シーリング」が設定されていた152円付近となります。
■長期相場観
ドル円は、「ドル高・円安8年サイクル」により、2024年7月3日の高値161.95円で当面の高値を付けた可能性が高まっていました。しかし、2026年6月に1986年以来の163.99円まで上昇しましたので、2032年に向けて目標値175.50円を射程とするドル高・円安トレンドが開始された可能性が高まっています。
■短期相場観
・斜行三角形
ドル円は、上昇トレンドの最終局面を示唆する「斜行三角形」が形成され、下放れましたので、下落トレンドの可能性が高まっています。
・一目均衡表:二役逆転
1) 均衡表の逆転:基準線>転換線
2) 遅行スパンの逆転
3)雲の中(上限:161.44円・下限:158.94円)
・半値戻しは全値戻し
ドル円は、7月31日の日米協調円買い介入を受けて、7月23日の高値163.99円から8月3日の安値155.23円まで下落しました。しかし、イラン情勢の不透明感を受けた中東有事のドル買いや高市政権の積極財政を受けた財政悪化懸念による円売りなどで、下落幅の半値戻し、日足一目均衡表・基準線(159.61円)に接近しつつあります。
「半値戻しは全値戻し」とは、大きく下げた相場が戻りに転じた時に、戻りの目安を判断する相場格言です。
下げ幅に対し、半分程度戻る場合を「半値戻し」と呼び、売りを「戻り売り」といいます。
上げ幅に対し、半分程度戻る場合を「半値押し」と呼び、買いを「押し目買い」といいます。
解釈は2つありますが、1)は俗説で、2)が正しいといえます。
下落幅の半分まで半値を戻した相場は、
1)元の水準(全値)まで戻る勢い・エネルギーがある。
2)元の水準(全値)まで戻したと見なして、欲張らずに利益確定売りをした方がよい。
【戦術(2026年8月18日週)】
ドル円売り:@160.00円⇒ ストップロス@161.00円
■今後の注目スケジュール
・8月27-29日:第49回ジャクソンホール会合
ウォーシュFRB議長が重要な発表予定?
・8月31-9月1日:G20財務相・中央銀行総裁会議
ベッセント米財務長官が植田日銀総裁に利上げ要請?
・9月15-16日:米連邦公開市場委員会(FOMC)・・+0.25%の利上げ??
・9月17-18日:日銀金融政策決定会合 ・・+0.25%の利上げ??



