「株主優待で美術館を楽しめる銘柄はある?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
百貨店や鉄道会社の中には、株主優待で美術展を無料鑑賞できる銘柄が複数存在します。企業が公式には発表していない「隠れ優待」として美術館の招待券が届く銘柄もあります。
株主優待で美術館の無料入場券が手に入る銘柄として、今回は三菱商事・丸紅・東急・J.フロントリテイリング(松坂屋)の4社を紹介します。
「美術館好きにおすすめの優待銘柄を知りたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
株主優待で美術館を楽しめる銘柄4選!隠れ優待も
・ 三菱商事(隠れ優待)
・ 丸紅(隠れ優待)
・ 東急
・ J.フロントリテイリング(松坂屋)
1. 三菱商事(隠れ優待)
総合商社の三菱商事は、公式に株主優待制度を実施していません。ホームページにも記載はありません。
ただし、1株(単元未満株でも可)を保有しているだけで、美術館の無料招待券が届く「隠れ優待」があることが、複数の株主のブログで報告されています。
3月末・9月末の年2回の権利確定から数カ月後に株式関連の書類に同封される形で、静嘉堂文庫美術館(東京・丸の内)または東洋文庫ミュージアム(東京・本郷)の無料招待券が届くとされています。
いずれも三菱の創業家・岩崎家にゆかりのある文化施設で、時期によっては重要文化財を含む美術品や書物を鑑賞できます。
※企業が公式に発表している制度ではなく、株主による非公式な報告に基づく情報です。予告なく変更・終了される可能性があるため、投資判断の材料にはせず、あくまで参考情報としてご覧ください。
同社の直近5年間の株価の推移は以下の通りです。

2.丸紅(隠れ優待)
丸紅も三菱商事と同様、公式な株主優待制度はありません。ただし1株(単元未満株でも可)を保有しているだけで、東京・大手町にある「丸紅ギャラリー」の無料招待券が株主通信に同封されて届く「隠れ優待」が、株主のブログで報告されています。

丸紅ギャラリーは大手町の丸紅ビル3階にあり、絵画や工芸品などの企画展・イベントを開催しています。
※三菱商事と同様に、非公式の優待ですので内容や条件は予告なく変更される可能性がある点にご注意ください。

3.東急
東急は鉄道・バス事業・空港運営を始め、東急百貨店・東急ストアをはじめ東急ホテルズなど、多岐にわたる事業を展開しています。
株主優待は、毎年3月末日・9月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に実施しています。
美術館に関する優待は、500株以上保有の株主に贈呈される「株主ご優待券(Bセット)」に含まれる「Bunkamuraザ・ミュージアム/Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下/五島美術館共通ご招待券」です。

出典:東急株式会社「株主優待情報」
※美術館に関する優待のみを抜粋。他にも株主優待乗車証等の優待あり。
Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区)とBunkamuraル・シネマ渋谷宮下(映画館)、五島美術館(世田谷・上野毛)のいずれかで使える共通招待券ですので、企画展の内容にあわせて利用先を選べます。

4.J.フロント リテイリング(松坂屋)
J.フロントリテイリングは大丸・松坂屋を運営する大丸松坂屋百貨店、パルコなどを傘下に持つ百貨店グループです。
株主優待は、毎年2月末日現在に100株以上を保有する株主を対象に実施しています。
「大丸・松坂屋お買い物ご優待カード」の提示により、松坂屋美術館や大丸・松坂屋各店で開催される一部の有料文化催事にご本人と同伴者1名まで無料で入場できます。

※美術館に関する優待のみを抜粋。他にも店舗での買い物10%割引等の優待あり。
出典:J.フロント リテイリング株式会社「株主様ご優待情報」
一部の有料文化催事は、優待の対象外となります。

※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
本記事で紹介した株主優待の内容は、執筆時点での情報です。優待内容は企業の業績や方針により変更・廃止される可能性がありますので、投資の際は必ず各企業の公式ホームページで最新情報をご確認ください。
まとめ
株主優待で美術館を楽しめる銘柄は、公式な優待制度に含まれているものもあれば、企業が公表していない「隠れ優待」もあります。株主優待自体が変更の可能性がありますが、特に隠れ優待は非公式な情報ですので、急な廃止・変更等に注意しましょう。
三菱商事と丸紅は1株保有でも美術館の無料招待券が届く隠れ優待で、東急・J.フロントリテイリングは、公式な優待制度の一部として美術展の無料鑑賞等が取り入れられています。
優待目的だけで投資判断をするのは避け、企業の業績や配当利回りなども確認しながら検討しましょう。


