特定の銘柄の値動きを追いかけてみる「あの銘柄を買ってみた!」
今回は太陽誘電を取り上げます。証券コードは6976で、プライム市場に上場しています。
AI関連として一躍人気に
太陽誘電は電子部品の製造・開発・販売を手がけています。
今年に入って、同社の主力製品の一つである積層セラミックコンデンサ(MLCC)がAIデータセンター向けなどで需要が拡大するとの見方が強まり、株式市場ではAI関連として人気化しました。
昨年末の株価は3540円でした。それが、今年の7月1日には2万4065円と、昨年末比6.8倍増となる水準まで上昇しました。
7月に入ると一転急失速
一方、7月に入るとAI関連は高値警戒感が意識されました。
半導体、電線などジャンルを問わずAI関連は売り込まれました。太陽誘電は山が高かった分、谷も険しくなっており、短期間で派手に下落しています。
7月13日には安値が1万1740円まであり、高値をつけた8営業日後に半値以下となりました。その後もしばらく下値を探る動きとなり、1万円を割り込んで7月29日に8601円まで下げたところでようやく売り一巡感が出てきました。

8月は戻りを試すも・・・
8月に入るとAI関連を見直す動きが出てきたことで、戻り基調に入りました。
一方、8月18日にはAI関連が再び大きく崩れており、前日比11.5%安と派手な下落となりました。翌19日もAI関連の多くが大幅安となる中で3.1%安と大きく下落しています。7月29日に8601円まで下げた後、8月18日には1万1500円まで水準を切り上げていましたが、失速して1万円の節目を割り込んでいます。
今やAI関連のキーマン的存在に
太陽誘電の8月19日の終値は9686円でした。100株単位で最低購入代金は96万8600円となります。今回はこのタイミングで購入したと仮定して、1カ月後の終値と見比べます。9月19日は土曜日で、その後に連休が入りますので、連休明け9月24日(木)の終値と見比べることとします。手数料・税金等は考慮しません。
AI関連銘柄は日々の振れ幅が大きくなる銘柄が多いですが、その中でも太陽誘電は値幅が出る傾向があります。ハイリスク・ハイリターンのタイプですので、初心者向きの銘柄とは言い難いです。
ただ、振れ幅が大きい分、太陽誘電の値動きが他のAI関連を刺激することも多くなっています。AI関連の売買を検討されている方は、この銘柄の値動きやトレンドには注意を払っておいた方が良いと思います。
7月29日の安値8601円で当面の底を打ったのか、それともまだ下があるのか、底を打っていた場合、V字で戻していくのかそれとも一進一退が続くのか、ここからの値動きをイメージしてみてください。




