先週末の日経平均は4日続伸
先週末の日経平均は4日続伸。寄り付きから500円を超える上昇となり、一気に上げ幅を4ケタに広げる場面がありました。一方、1,200円超上昇した後に失速し、上げ幅を縮小。じわじわと値を消す動きが続き、日足は上ヒゲの長い小陰線で取引を終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で10兆3100億円。値上がり銘柄数1124に対し、値下がり401銘柄と、値上がりが優位の展開でした。業種別では、その他製品、海運、鉱業などが上昇した一方、医薬品、証券・商品先物、サービスなどが下落しました。
個別では、上期決算と併せて配当見通しの大幅引き上げを発表したネクソン(3659)がストップ高比例配分。ゲーム株への注目度が高まり、任天堂(7974)、カプコン(9697)、コナミG(9766)などが大きく上昇しました。決算や自己株取得が好感されたフリー(4478)がストップ高となり、マネーフォワード(3994)やラクス(3923)などSaaS関連に資金が向かいました。一方、イビデン(4062)、レゾナックHD(4004)などが大幅安。米国の長期金利は低下したものの、三井不動産(8801)や三菱地所(8802)など不動産株の弱さが目立ちました。
週足でみるカプコンの株価推移
図表は、カプコン(9697)の2024年6月後半からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、2024年8月安値(2,348.5円)からの上昇相場から下落相場に転換し、今年6月安値(2,736円)を起点に再び上昇相場に変化した可能性が高まっている局面といえます。
今年6月安値(2,736円)からの上昇では、13週移動平均線を上回り、26週移動平均線と同時に下降トレンドラインも上回るトレンド転換の強気シグナルが確認できます。
7月の最終週には大陽線を形成し、52週移動平均線を強く上回る展開となりました。4月につけた戻り高値(3,806円)だけでなく、1月の戻り高値(3,999円)も上回り、上昇相場に転換した可能性を高める動きとなりました。
7月28日に同社が発表した27.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が市場コンセンサスを上回る大幅増益を達成したことが好感されました。完全新規IP「プラグマタ」が好調に推移したほか、主力シリーズを中心としたリピートタイトルの販売が伸長。デジタルコンテンツ事業の販売本数は2381万本となり、前年同期の1416万本を上回ったようです。
さらに、13週移動平均線が26週移動平均線を上回るゴールデンクロス(強気シグナル)が発生する可能性が高くなってきました。
一方、短期的な過熱感も否めません。オシレータ系指標のRSI(9週ベース)は96%台と買われ過ぎの水準まで上昇しました。必ずしも株価の高値形成と一致する現象ではないですが過去のピーク水準でもあり、短期的には52週移動平均線に向けて下落がありえる動きといえます。
いずれにしても、上昇相場への転換を示す強気シグナルが複数確認できたことから、短期的な調整局面があった場合でも、押し目買いの姿勢が基本スタンスといえるでしょう。



