15日のNY株式相場は続伸。朝方は中国の経済指標が悪化したことや米国でも8月ニューヨーク連銀製造業業況指数がプラス予想に反してマイナス圏に低下したことが嫌気され軟調にスタートしたものの、売り一巡後は買いが優勢となった。
ダウ平均は178ドル安まで下落後、193ドル高まで上昇し、151.39ドル高(+0.45%)の33912.44ドルで終了。先週10日から4日続伸し、4月20日以来、約4カ月ぶりに長期トレンドラインの200日移動平均線を上回った。
先週まで4週続伸したS&P500とナスダック総合もそれぞれ0.40%高、0.62%高と、ともに2日続伸して終了した。
今週は翌日からの大手小売株の決算発表に注目が集まるが、ホーム・デポがわずかに下落した一方、ウォルマート、ターゲット、ロウズが小幅に上昇して終了した。
S&P500の11セクターは生活必需品、公益、IT、一般消費財、ヘルスケアなど9セクターが上昇し、エネルギー、素材の2セクターが下落。
中国の経済指標の悪化などを受けてNY原油が2.9%安となったことでエネルギーは1.98%安と大幅に下落した。
ダウ平均採用銘柄は22銘柄が上昇し、8銘柄が下落。ビザ、ウォルト・ディズニーが2%超上昇し、プロクター・アンド・ギャンブル、コカ・コーラ、マクドナルド、ウォルグリーンなども1%超上昇。一方、シェブロン、ダウ・インクが1%超下落した。