今回は12月に株主優待の権利が取れるおすすめの3銘柄を紹介したいと思います。なお、2024年12月の権利付最終日は26日(木)となりますので、26日までに買い付ける必要があります。
1. ポーラ・オルビスホールディングス(4927)
化粧品大手で、高級品のポーラ、通販のオルビスが2大ブランドの同社は、12月末日時点の株主名簿に記載された株主を対象に、保有株式数と保有期間に応じて「株主優待ポイント」を贈呈しています。なお、保有ポイントは、株主優待カタログ掲載の、同社グループ商品などと引き換えることができます。
2023年12月期の引き換え可能な株主優待商品は、ポーラのパンセ ド ブーケ ボディシャンプ、オルビスのミスタートライアルセット、ポーラ美術館の入場チケット(2枚)、ポーラのリンクルショット ジオ セラム プロティアンなどでした。
同じ商品が引き換え可能とは限りませんが、2024年12月期も保有するポイントに応じて、同社グループ商品などとの引き換えが可能です。
同社の業績ですが、2024年8月5日に発表した2024年12月期上期(1-6月)の連結営業利益は73.2億円(前年同期比18.4%減)でした。ポーラブランドの国内の委託販売チャネルが想定を下回る実績となったことが響きました。
ただ、オルビスブランドは好調を継続しており、さらなるトップラインの拡大を狙うとしていますので、下期以降の巻き返しに期待したいところです。
2024年10月30日の終値は1494.0円でしたので、最低投資金額は1494.0円×100株=14万9400円(手数料等考慮せず)となります。
【ポーラ・オルビスホールディングスの日足チャート】
2. 物語コーポレーション(3097)
食べ放題「焼肉きんぐ」が主力の同社は、6月30日および12月31日現在の株主名簿に記載された1単元(100株)以上の株式を保有する株主を対象に、同社全店舗(「焼きたてのかるび」を除く)で利用できる「株主様お食事ご優待券」3500円相当(年間7000円分)を贈呈しています。
利用できる店舗は、「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」「二代目丸源」「熟成醤油ラーメン きゃべとん」「お好み焼本舗」「寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵」「しゃぶとかに 源氏総本店」「魚貝三昧 げん屋」「熟成焼肉 肉源」「牛たん大好き 焼肉はっぴぃ」「濃厚中華そば 餃子 丸福」「果実屋珈琲」の各全店となっています。
同社の2024年6月期通期の連結営業利益は81.7億円(前の期比13.3%増)でした。「焼肉きんぐ」や「丸源ラーメン」など各部門が増収となったことが寄与したとのことです。
今期(2025年6月期)は焼肉部門29店舗、ラーメン部門23店舗など、計97店舗の新規出店を予定するとしていますので、さらなる成長に期待したいところです。
2024年10月30日の終値は3605円でしたので、最低投資金額は3605円×100株=36万0500円(手数料等考慮せず)となります。
【物語コーポレーションの日足チャート】
3.アルペン(3028)
スポーツ量販大手の同社は、6月30日および12月31日現在の株主名簿に記載された株主に保有株数に応じて「株主特別御優待券」を贈呈しています。
「株主特別御優待券」は、同社の全国の店舗ならびに、同社が運営するフィットネスクラブ、スキー場およびゴルフ場などの各種施設で利用できる優待券となっています。
同社の2024年6月期の連結営業利益は33.3億円(前の期比34.2%減)と減益での着地でしたが、2024年8月8日に公表した今期(2025年6月期)の会社予想の連結営業利益は63.0億円(前期比89.2%増))と大幅な増益を見込んでいます。
足元で順調に推移するスポーツ領域における新規出店と既存店の見直しに注力し、さらに最新のトレンドを押さえた商品構成への見直しや、各カテゴリにおける 専門性の強化によって、競合との差別化を図るとしています。会社予想の達成によるV字回復に期待したいところです。
2024年10月30日の終値は2046円でしたので、最低投資金額は2046円×100株=20万4600円(手数料等考慮せず)となります。
【アルペンの日足チャート】
最後に
今回は12月に株主優待の権利が取れるおすすめの3銘柄を紹介しました。権利付最終日は12月26日です。年の瀬は何かと忙しいものですから、早目に買い付けておくのもよいと考えます。