週明けの日経平均は小幅続落
週明けの日経平均は小幅続落。米半導体株の大幅高を好感して63,000円台を回復するスタートとなりましたが、買いは早々に一巡し下押す動きが続きました。ただ、高値警戒感からくる大幅な下落幅ではなく、高値保ち合いの範ちゅうで終えました。一方、TOPIXは小幅反発で終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で10兆4300億円。値上がり銘柄数870に対し、値下がり650銘柄と、値上がり優位の展開でした。業種別では、食料品、その他金融、銀行などが上昇した一方、その他製品、情報・通信、鉄鋼などが下落しました。
個別では、TSMCと戦略的提携に向けた基本合意書を締結したと発表したソニーG(6758)が8.3%高。決算を材料にコナミG(9766)や住友ベークライト(4203)が急騰しました。AI関連は強弱まちまちでしたが、キオクシアHD(285A)やフジクラ(5803)が大幅上昇となりました。一方、今期の大幅最終減益見通しを提示した任天堂(7974)が8.4%安。ソフトバンクGが6%を超える下落となったほか、三菱重工(7011)、IHI(7013)など防衛株の弱さが目立ちました。
週足でみる任天堂の株価推移
図表は、任天堂(7974)の2023年1月からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、昨年8月につけた上場来高値(14,795円)で上げ相場は一服。26週移動平均線を割り込んだ後の反発で14,000円台を回復する場面もありましたが、上場来高値を目前に失速しました。
昨年10月安値(11,995円)を下回ったことで、ダブルトップの天井パターンが形成されました。同時に52週移動平均線も下回り、その後は長い下値模索の時間帯が続いています。
Nintendo Switch 2ソフト「ぽこ あ ポケモン」の好調が買い材料視され、1万円台を回復する場面もありました。しかし、その反動が大きくなったことで需給が悪化し、逆に下落幅を一段と大きくする結果につながりました。
そして、同社は5月8日、27.3期の通期連結純利益が前期比26.9%減の3100億円になると公表しました。減益見通しと同時に、「Nintendo Switch 2」の値上げも発表しました。
発表直後の市場はネガティブに反応。PTS(私設取引システム)やADR(米国預託証券)で6,000円台に入り、週明け11日は一時6,895円まで売られる場面がありました。上場来高値をつけた昨年8月の14,795円から半値以下にまで落ち込んでしまいました。
過去の動きの中で想定される、2024年8月安値(6,520円)を通る水平の支持線①が近づいてきました。同水準は2023年6月高値(6,640円)を下値で意識して形成した安値である可能性が高く、短期的な下値のメドとして注目水準となります。
抵抗線①を下回った場合、今年2月安値(8,326円)から3月高値(10,435円)までの上昇幅の2倍分の値幅が、3月高値からの下落幅とみた6210円。また、心理的節目の6000円などが下値メドと予想できます。
上記で下げ止まらない場合、支持線②が推移する5000円なども下値メドになってくることが予想されます。
いずれにしても、下落相場が続く中、値ごろ感だけを判断材料とした押し目買いはリスクを高める投資行動となります。
上記水準から反発し始めても、あわてずに「ダブルボトム(W底)」を確認すること、またRSI(9週)が50%水準を上回ることを確認することが重要です。





