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【米国株インサイト】業績上振れ:コンステレーション・ブランズ、主力のビール事業が堅調

コンステレーション・ブランズ、27年2月期のEPSは横ばいを予想

メキシコビールなどを販売する酒造大手のコンステレーション・ブランズ(STZ)が発表した2025年12月-2026年2月期決算は売上高が前年同期比11%減の20億5000万ドル、純利益が2億200万ドル(前年同期は3億7500万ドルの純損失)となりました。非GAAP(米国会計基準)ベースのEPS(1株利益)は1.90ドルで、LSEGがまとめた市場予想の1.718ドルを10.6%上回っています。


ワイン・蒸留酒事業の苦戦で売上高が減少し、粗利益が15%減の9億5200万ドルに落ち込みましたが、前年同期にのれんや無形資産の減損損失5億4800万ドル、資産の減損損失4億7800万ドルをダブルで計上した反動で、営業損益ベースで黒字に転換しました。営業利益は4億4200万ドル(前年同期は1億5000万ドルの営業赤字)です。



部門別では主力のビール事業が底堅く推移しました。出荷量が1%増の8630万ケース(355ml缶で24本相当)と小幅ながら増え、売上高が1%増の17億2600万ドルでした。世界的に知名度が高い「コロナ」のほか、「パシフィコ」や「モデロ・エスペシアル」の販売が堅調だったようです。ただ、営業利益は8%減の5億7300万ドルにとどまっています。


一方、ワイン・蒸留酒事業は売上高が58%減の1億9400万ドル、営業利益が97%減の300万ドルと苦戦しました。ワインやウオッカのブランドを売却した影響で収益が激減しています。売却の影響を除くと出荷量は7%増えています。



2026年2月期決算は売上高が前年比11%減の97億5600万ドル、純利益が16億8700万ドル(前年は8100万ドルの純損失)です。やはり前年に巨額の減損損失を計上した反動で黒字転換を果たしています。


決算発表時のガイダンスでは2027年2月期のEPS(非GAAPベース)を11.20-11.90ドルと予想しています。2026年2月期の実績である11.82ドルから横ばいの圏内を見込んでいます。


ジョンソン・エンド・ジョンソン、がん治療薬が23%増収

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)が発表した2026年1-3月期決算は売上高が前年同期比10%増の240億6200万ドル、純利益が52%減の52億3500万ドルでした。調整後EPS(1株利益)は2.70ドルで、LSEGがまとめた市場予想の2.665ドルを1.3%上回っています。


売上高は着実に伸びたものの、前年同期に訴訟関連の引当金を戻し入れた反動で、純利益が半減しました。訴訟関連引当金の戻し入れなどを除外した非GAAP(米国会計基準)ベースの調整後純利益は1%減の66億1400万ドルとなります。



事業別では医薬品部門の売上高が11%増の154億2600万ドルに伸び、地域別では米国が10%増、海外が13%増と海外事業の伸びが顕著です。分野別の売上高はがん治療薬が23%増の69億7300万ドルと好調です。主力の抗がん剤である「ダラザレックス」が22%増の39億6400万ドルと安定し、多発性骨髄腫の治療薬「カービクティ」が62%増の5億9700万ドルと大きく伸びています。


免疫疾患の治療薬は9%減の33億8000万ドルと低調です。特許切れに伴いバイオシミラー(後続品)との競合にさらされた「ステラーラ」が60%減の6億5600万ドルに落ち込んでいます。乾癬治療薬「トレムフィア」が68%増の16億800万ドルに急拡大しましたが、穴埋めできませんでした。


このほかの分野では、精神・神経疾患治療薬は32%増の21億7500万ドル、肺高血圧症治療薬が11%増の11億3500万ドル、感染症治療薬が11%増の8億8900万ドルとそれぞれ伸びています。一方、循環器疾患治療薬は14%減の8億7600万ドルと低調でした。



医療機器部門は売上高が8%増の86億3600万ドルです。治療分野別では心血管疾患が13%増の23億7700万ドル、医療外科が5%増の25億1100万ドル、整形外科が6%増の23億8300万ドル、眼科が7%増の13億6500万ドルと伸びています。


決算発表時のガイダンスでは2026年12月通期の売上高を1003億-1013億ドル(前年比6.5-7.5%増)、非GAAPベースの調整後EPSを11.45-11.65ドル(6.1-8.1%増)と予想しています。2026年1月の決算発表時のガイダンスでは、2026年12月通期の売上高を1000億-1010億ドル、非GAAPベースの調整後EPSを11.43-11.63ドルと予想しており、それぞれ小幅ながら上方修正しています。

中国株情報部

島野 敬之

出版社を経て、アジアの経済・政治情報の配信会社に勤務。約10年にわたりアジア各国に駐在。 中国株二季報の編集のほか、個別銘柄のレポート執筆を担当する

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