「地方銀行の株主優待の内容とは?」「地方銀行の株主優待を比較したいけど、どの銘柄がおすすめ?」と気になる方は多いのではないでしょうか。
昨今、金利環境の変化等を背景に業績が好調な地方銀行が増えています。
名古屋銀行や東邦銀行など業績好調な地方銀行5行は、いずれもカタログギフトや特産品の優待が多いです。
本記事では、名古屋銀行・東邦銀行・ふくおかフィナンシャルグループ・十六フィナンシャルグループ・横浜フィナンシャルグループの優待内容を比較しながら解説します。
読むことで各行の優待内容の違いがわかり、自分に合った地方銀行の優待株を選ぶ一助となるでしょう。
業績好調!地方銀行の株主優待5選
・ 名古屋銀行
・ 東邦銀行
・ ふくおかフィナンシャルグループ
・ 十六フィナンシャルグループ
・ 横浜フィナンシャルグループ
1.名古屋銀行(証券コード:8522)東証プライム
名古屋銀行は名古屋市周辺に地盤を持つ地方銀行で、地域密着の営業展開を強みとしています。2026年3月期決算では経常収益が21.1%増の1,244.56億円、経常利益が34.4%増の280.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が37.6%増の202.69億円と大幅な増収増益を達成しています。
株主優待は、毎年3月末日現在に300株以上を1年以上継続保有する株主を対象に年1回実施しています。地元特産品のギフトカタログから商品を選べます。

※継続保有1年以上とは、毎年3月末日・9月末日基準の株主名簿に同一株主番号かつ300株以上の保有記録で3回以上連続して記録されていること。2026年3月31日基準は2025年9月末日時点で100株以上、2026年3月末日時点で300株以上の保有記録があれば対象。
ちなみに2026年3月期の300株以上 1,000株未満(3,000円相当)のカタログギフトの内容は、「世界の山ちゃん」の幻の手羽先、まるやの八丁味噌どて煮、ミッシェル・ブランのマカロン(10個入)や、桃花亭の白桃ぜりー(20個入)、無洗米2kgなどがあり1点を選択できます。
出典:株式会社名古屋銀行「株主優待制度」
名古屋銀行の、直近5年間の株価の推移も見ていきましょう。

2.東邦銀行(証券コード:8346)東証プライム
東邦銀行は福島県福島市に本店を置く地方銀行で、地域経済を支える金融機関として長年の実績があります。
2026年3月期決算は経常収益・経常利益・当期純利益のいずれも大幅な増加を達成し、コア業務純益(業務の根幹をなすコアの利益)も増加しています。
ただし、2027年3月期の連結業績予想では経常利益・純利益がともに前年同期比で減益予想となっていますので、ご自身で決算短信等を確認することをおすすめします。
株主優待は、毎年3月末日現在に1,000株以上を1年以上保有する株主を対象に年1回「ふくしまからの贈り物」を贈呈しています。
継続保有期間に応じて金額が上乗せされる仕組みです。

優待は「宿泊コース」(福島県内約250施設で使える宿泊施設ご優待券)、「特産品コース」(福島県復興支援通販サイト「うつくしま良品本舗」の人気商品)、「TSUBASAアライアンス共同企画特産品コース」(千葉銀行・第四北越フィナンシャルグループ・中国銀行・伊予銀行・群馬銀行・滋賀銀行の地元特産品)の3コースから1つを選択できます。
他行との共同企画で全国各地の特産品を選べるユニークな優待です。
出典:株式会社東邦銀行「ご優待サービスのご案内」

3.ふくおかフィナンシャルグループ(証券コード:8354)東証プライム
ふくおかフィナンシャルグループは九州を地盤とする地域金融グループで、福岡銀行・福岡中央銀行・熊本銀行・十八親和銀行・みんなの銀行等を傘下に持ちます。
2026年3月期決算は経常収益が36.3%増の6,211億円、経常利益が16.4%増の1,206億円、当期純利益が18.4%増の854億円と増収増益で、貸出金も7.0%増加し20兆3,068億円に達しています。
株主優待は、毎年3月末日現在に200株以上を1年以上継続保有する株主を対象に年1回進呈され、保有株数に応じて優待券の枚数が異なります。

以下の5つの優待メニューから1つを選択できます。

出典:株式会社ふくおかフィナンシャルグループ「株主優待情報」

4.十六フィナンシャルグループ(証券コード:7380)東証プライム、名古屋プレミア
十六フィナンシャルグループは岐阜県にある十六銀行を中核とする持株会社で、愛知県にも多くの店舗を有しています。
2026年3月期の決算は、経常収益が24.0%増の1,690億9,300万円、経常利益が36.9%増の427億6,600万円と増収増益を達成しました。貸出金や預金も堅調に推移し、純資産は11.7%増加しています。
株主優待は年2回実施され、基準日によって対象株数と優待内容が異なります。

出典:株式会社十六フィナンシャルグループ「株主優待制度」
夏は水のプレゼント、冬はカタログから選べる地元名産品と、季節によって異なる優待が届きます。優待品は6月下旬~7月下旬(夏)、1月中旬~3月末(冬)に発送予定です。
2025年度9月期の「選べる名産品 カタログ」では、手羽煮詰合せ豆大福15個セット(本家豆大福だるま堂)、半生名古屋 麺詰合せ(なごやきしめん亭)、明方ハム2本・ボロニアソーセージ1本セット(めぐみの農協加工事業所)、関孫六わかたけ包丁セットなどから1点を選択できました。

5.横浜フィナンシャルグループ(証券コード:7186)東証プライム
横浜フィナンシャルグループは子会社に横浜銀行と東日本銀行、関連会社に神奈川銀行等を擁する大手地方銀行グループです。
株主優待は、毎年3月末日現在に1,000株以上を保有する株主を対象に年1回実施しています。

2026年3月末日基準より、保有期間の条件が段階的に導入されました。

※「継続して6か月以上」とは、2025年9月末日および2026年3月末日の株主名簿に同一株主番号にて1,000株以上の保有が連続して記録されること。「継続して1年以上」とは、毎年3月末日・9月末日現在の株主名簿に同一株主番号にて1,000株以上の保有が3回以上連続して記録されること。
出典:株式会社横浜フィナンシャルグループ「株主優待」「2026年3月末日基準以降の株主優待制度の一部変更について」
カタログギフトは神奈川・東京エリアの牛肉や海産物・スイーツなどの特産品を始め、お食事券やギフト券、夜景が見えるクルーズ船、旅館の宿泊補助券などユニークなラインナップが特徴です。

※上記は「優待銘柄」の紹介であり、購入を推奨するものではありません。企業や財務の分析は筆者個人の見解に基づくものであり、筆者が所属する組織・団体の公式見解ではありません。
本記事で紹介した株主優待の内容は、執筆時点での情報です。優待内容は企業の業績や方針により変更・廃止される可能性がありますので、投資の際は必ず各企業の公式ホームページで最新情報をご確認ください。
投資は自己責任のもとで行いましょう。
まとめ
今回ご紹介した地方銀行5行はいずれも増収増益を達成しており、株主優待は地元の特産品やカタログギフトを中心に充実しています。
優待とあわせて業績もチェックしたいところですが、決算内容は都度変化しますので、投資を検討する際は必ず各行の最新の決算短信等をご自身で確認するようにしましょう。
銀行株は業績や自己資本比率など経営の健全性も重要な判断材料になりますので、優待内容とあわせて確認しておくことをおすすめします
投資をする際は、優待内容だけでなく、企業の業績や将来性、配当利回りなども考慮し総合的に判断しましょう。


