週明けの日経平均は反発
週明けの日経平均は反発。買い先行でも前日陰線の高値(65,720円)を超えられず、一時はマイナスに転じる場面もありました。一方、75日移動平均線(64,479円 7/27)割れは押し目買いが入り下値も堅く推移し、下ヒゲのある小陰線で終えました。相場全体を示すTOPIXは陽線を形成して取引を終えました。
東証プライム市場の売買代金は概算で9兆3500億円。値上がり銘柄数1397に対し、値下がり139銘柄と、値上がりが優位の展開でした。業種別では、空運、その他製品、ゴム製品などが上昇した一方、非鉄金属、鉱業、化学などが下落した。
個別では、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)など自動車株が大幅上昇。ラクス(3923)、Sansan(4443)などSaaS関連に資金が向かいました。任天堂(7974)、コナミG(9766)、サンリオ(8136)などコンテンツ関連の多くが急伸。地政学リスクの後退や原油安を追い風に、JAL(9201)やANA(9202)など空運株が買いを集めました。
一方、フジクラ(5803)など電線株が大幅安。米国ではメモリ関連も弱く、キオクシアHD(285A)が売りに押されました。傘下アームの下落が嫌気されたソフトバンクG(9984)が3.1%安。信越化学(4063)が決算を受けて急落しました。
週足でみるソフトバンクGの株価推移
図表は、ソフトバンクグループ(9984)の2025年1月後半からの週足ローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には、昨年4月安値(1,432.5円)からの上昇波動が確認できます。昨年10月高値(6,923.5円)で上昇が一服した後の調整は時間的にも値幅的にも大きく、一時は上向きの52週移動平均線を下回る場面もありました。
52週移動平均線付近で値固めの後、今年4月の長い陽線で13週移動平均線と26週移動平均線を上回り、大きな上昇相場に発展しました。
昨年10月高値(6,923.5円)を前にもみ合い局面はありましたが、それをこなして一段高となり、6月には上場来高値を9,074円まで伸ばす展開となりました。
一方、現在は上場来高値からの調整局面であり、下値模索の展開となっています。13週移動平均線を下回り、7月中旬には26週移動平均線まで下げ幅を拡大しました。
26週移動平均線は上向き基調にあることで、ここからの反転上昇に期待したいところです。ただ、先週は戻り売りに押される展開となり、週足ローソク足は上ヒゲ陰線で終えました。また、RSI(9週ベース)は低下基調が続いており、先週は50%を下回る弱気局面入りを示唆しています。
週明けの27日は3%を超える下落率となり、再び26週移動平均線(5,280円)まで調整しました。今週も26週移動平均線上で下げ止まり、値固めから反転上昇につながるかが焦点となります。
26週移動平均線を下回ると、次の下値のメドは4,950円処を推移する52週移動平均線付近となります。52週移動平均線まで下落した場合でも、3月安値(3,365円)を下回らなければ上昇波動の基調は変わりません。
今年の4月や5月の調整時にも4,900円前後で安値を形成していることや、2月高値(4,954円)などを通る支持線にも相当するため、むしろ52週移動平均線まで下落する可能性が高いといえるでしょう。押し目買いの1つのポイントとして考えることができるかもしれません。



