(31日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.71円(前営業日比△1.11円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=146.97円(▲0.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9882ドル(▲0.0083ドル)
ダウ工業株30種平均:32732.95ドル(▲128.85ドル)
ナスダック総合株価指数:10988.14(▲114.31)
10年物米国債利回り:4.05%(△0.03%)
WTI原油先物12月限:1バレル=86.53ドル(▲1.37ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1640.7ドル(▲4.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米シカゴ購買部協会景気指数 45.2 45.7
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続けるとの思惑から全般にドル買いが強まるなか、24時過ぎには一時148.85円まで本日高値を更新した。もっとも、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に積極的な売買は手控えられ、NY時間に限ると148.60円を挟んだ比較的狭いレンジ内でのもみ合いに終始。米10年債利回りは一時4.11%台まで上昇する場面もあったが、相場への影響は限られた。
・ユーロドルは下落。欧州時間に発表された10月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が1997年の統計開始以来で最高水準まで上昇したことを受け、ユーロ圏の景気悪化懸念を嫌気した売りが出た。米金利先高観を手掛かりにしたドル買いが続いた影響もあり、一時25日以来の安値となる0.9873ドルまで下押し。一巡後の戻りも限られた。
・ポンドドルは一時1.1461ドルまで下押し。ドル高の流れに沿ったほか、スナク英首相とハント英財務相が市民全員に対する増税は避けられないとの見解を示したことも嫌気された。
・ユーロ円はほぼ横ばい。NY時間に入って147.75円まで上昇する場面があったものの、その後はユーロドルの下落に伴う円買い・ユーロ売りが優勢に。2時30分過ぎには146.70円台まで上値を切り下げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反落。前週末まで6日続伸した後とあって、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に利益確定目的の売りが出た。また、米長期金利が上昇したことも株式の割高感を意識させた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げ姿勢を維持するとの思惑から債券売りが出た。10年物国債利回りは薄商いの中で一時4.1103%前後まで上昇する場面もあった。
・原油先物相場は続落。10月中国製造業PMIが2カ月ぶりに50を割り込んだため同国の景気停滞に伴うエネルギー需要減への懸念が高まり、時間外から売り優勢となった。ニューヨーク勢の本格参入後に買い戻される場面もあったが、上値の重さを確認すると再び下サイドを試す展開に。一時85.30ドル付近までレンジの下限を広げた。ただ引けにかけては下値を切り上げ、月間では5カ月ぶりの反発で終えている。
・金先物相場は3日続落。為替相場ではドルが対ユーロなどで堅調に推移し、割高感が生じたドル建て金の上値は重かった。なお月間ベースでは7カ月続落となった。