(1日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.27円(前営業日比▲0.44円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=146.41円(▲0.56円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=0.9877ドル(▲0.0005ドル)
ダウ工業株30種平均:32653.20ドル(▲79.75ドル)
ナスダック総合株価指数:10890.85(▲97.30)
10年物米国債利回り:4.05%(横ばい)
WTI原油先物12月限:1バレル=88.37ドル(△1.84ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1649.7ドル(△9.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10月米製造業PMI改定値 50.4 49.9
10月米ISM製造業景気指数 50.2 50.9
9月米建設支出(前月比) ▲0.2% ▲0.6%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3営業日ぶりに反落。この日発表された10月米ISM製造業景気指数や9月米JOLT求人件数などの指標が軒並み予想より強い結果となり、アジア時間から低下していた米長期金利が一転上昇すると、全般にドルの買い戻しが進んだ。米10年債利回りが3.91%台から4.07%台まで急激に上昇するなか、146.99円の安値から148円台まで反発した。
1時過ぎには米大統領経済諮問委員会(CEA)メンバーが「大統領は米連邦準備理事会(FRB)の政策転換を支持した」と発言したことで147.73円付近まで一時弱含む場面も見られたが、すぐに買い戻しが入り、148.35円付近まで再び下値を切り上げた。
・ユーロドルは小幅続落。22時過ぎに0.9953ドルまで上昇したが、その後はドル買い戻しの流れに沿って一転売りが優勢に。CEAメンバーの発言を受けて一時的に買い戻しが入る場面もあったものの、戻りの鈍さを確認すると0.9853ドルの安値まで売りに押された。
・ユーロ円は下落。ドル絡みの取引が中心となったことから146円台前半を中心としたレンジ内で上下し、方向感は定まらなかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。10月米ISM製造業景気指数や9月米JOLT求人件数などの指標が予想より強い結果となり、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締め姿勢が維持されるとの観測が相場の重しとなった。もっとも、一巡後は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて次第に様子見ムードが強まった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、時間外取引では持ち高調整目的の買いが先行。もっとも、この日発表された米経済指標が予想より強い結果となり、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げ姿勢を維持するとの観測が広がると、一転して売りに押された。
・原油先物相場は3営業日ぶりに反発。続落した後の反動で買い戻しが先行。石油輸出国機構(OPEC)が前日、中長期の石油需要予測を上方修正したことも相場の支えとなった。また「中国で新型コロナ規制の解除に向けた委員会が設置された」との噂が広がり、経済正常化によるエネルギー需要増への期待を高めたようだ。原油先物は一時89.40ドル台まで上値を伸ばしている。
・金先物相場は4営業日ぶりに反発。NY序盤にかけては、米長期金利の低下やドル安を背景に1660ドル台まで堅調に推移。もっとも米経済指標が軒並み予想より強い結果となると、米金利は上昇に転じ、為替もドル買い戻しが進んだ。それらを受けて金先物も水準を落としたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を2日に控えて積極的に下値を攻める動きとはならなかった。