11日の日経平均は大幅に3日続伸。終値は295円高の26812円。8日の米国株が強い6月雇用統計を受けても落ち着いた反応を見せたこと、参院選で自民党が単独過半数を確保したことなどを材料に、寄り付きから大幅高。高く始まった後もしばらく強い動きが続き、上げ幅を500円超に広げた。
節目の27000円を上回ったところで到達感が出てきて値を消す流れとなり、前場は大幅高ながら安値圏で終了。しかし、後場はやや盛り返して300円程度高い26800円近辺で値動きが落ち着いた。米長期金利の上昇に対してグロース株が神経質な反応を見せており、グロースコア指数が2%を超える下落となった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6500億円。業種別では医薬品、精密機器、陸運などが大幅上昇。下落は繊維と海運の2業種のみで、電気・ガスが小幅な上昇にとどまった。
NTT東日本との提携観測が報じられたFRONTEO(2158)がストップ高。半面、前22.5期の着地が従来計画を下回り最終赤字となった京進(4735)が急落した。