(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=131.73円(前営業日比▲5.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=139.95円(▲5.26円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0624ドル(△0.0017ドル)
ダウ工業株30種平均:32849.74ドル(△92.20ドル)
ナスダック総合株価指数:10547.11(△1.08)
10年物米国債利回り:3.68%(△0.09%)
WTI原油先物2月限:1バレル=76.23ドル(△0.85ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=1825.4ドル(△27.7ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
11月米住宅着工件数 142.7万件 143.4万件・改
建設許可件数 134.2万件 151.2万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は大幅に反落。日銀による事実上の利上げを受けて東京市場および欧州市場で進んだ円高・ドル安はNY時間に入っても継続した。節目を次々と下抜け、2時過ぎには8月2日以来の安値となる130.58円まで下げ足を速めた。一方、同日安値の130.41円が目先のサポートとして意識されると、高値からすでに7円弱下落していることからも売りは一服。引けにかけて131.80円台まで下げ渋った。
・ユーロ円も大幅に反落。日銀のサプライズ的な実質利上げをきっかけに円が独歩高となり、ユーロ円は138.81円まで大きく値を下げた。もっとも、引けにかけては140円付近まで持ち直すなど、総じてドル円と同様の展開となった。
・ユーロドルは続伸。NY序盤には一時1.0658ドルまで上昇したものの、昨日高値との面合わせに留まるなど、円主導の相場となったため、ユーロドル自体に方向感は出なかった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発。足元で相場下落が続いていたこともあり、値ごろ感を意識した買いが入った。半面、日銀のサプライズ的な金融政策修正を受けて日本の国債利回りが急騰し、つれる形で米長期金利も大幅に上昇したことが相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指も5日ぶりに反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。日銀が長期金利の許容変動幅を拡大したことを受けて日本の国債利回りが急騰すると、米長期金利もつれる形で上昇した。利回りは一時3.70%台と11月30日以来の高水準を付けた。
・原油先物相場は続伸。対円を中心にドル安が進んだことで、ドルで取引される原油先物は割安感から底堅い動きとなった。中国の規制緩和による需要の高まりはあるものの、中国ではコロナ感染者が急増していることは引き続き重しとなっている。
・金先物相場は反発。日銀が長短金利操作の運用に関して、長期金利の許容変動幅を拡大すると発表したことで、円を中心にドルがほぼ全面安になった。この影響で、ドルで取引される金先物は割安感から大幅に反発した。