(31日終値)
ドル・円相場:1ドル=130.09円(前営業日比▲0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=141.32円(▲0.20円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0863ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:34086.04ドル(△368.95ドル)
ナスダック総合株価指数:11584.55(△190.74)
10年物米国債利回り:3.51%(▲0.03%)
WTI原油先物3月限:1バレル=78.87ドル(△0.97ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1945.3ドル(△6.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
10-12月期米雇用コスト指数
前期比 1.0% 1.2%
11月米住宅価格指数(前月比) ▲0.1% 0.0%
11月米ケース・シラー住宅価格指数
前年比 6.8% 8.6%
1月米シカゴ購買部協会景気指数 44.3 45.1・改
1月米消費者信頼感指数 107.1 109.0・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日ぶりに反発。10-12月期米雇用コスト指数が前期比1.0%上昇と予想の1.1%上昇を下回ったことが伝わると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。1月米消費者信頼感指数が107.1と予想の109.0を下回ったこともドル売りを促し、一時1.0875ドルと日通し高値を更新した。
主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時102.01まで低下した。
・ドル円は反落。賃金の伸びを総合的に示す米雇用コスト指数の下振れで全般ドル売りが先行すると一時129.75円と日通し安値を付けた。
ただ、下値は限定的だった。一目均衡表雲転換線が位置する129.44円がサポートとして意識されたほか、市場では「129円台には国内輸入企業の買いが観測されている」との声が聞かれ、2時30分過ぎには130.35円付近まで下げ渋った。
・ユーロ円は反落。欧州市場序盤に一時140.75円まで売られた影響が残ったものの、NY市場に限れば下値の堅さが目立った。ユーロドルの上昇につれた買いが入り、一時141.54円付近まで強含む場面があった。
・スイスフランは全面高の展開。ドルスイスフランは一時0.9151スイスフラン、ユーロスイスフランは0.9944スイスフランまで値を下げたほか、スイスフラン円は142.25円まで値を上げた。
また、ポンドスイスフランは一時1.1280スイスフランまで大幅に下落した。市場では「月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだポンド売り・スイスフラン買いのフローが観測された」との声が聞かれた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。10-12月期米雇用コスト指数が予想を下回ると、インフレ鈍化につながるとの見方が広がり、米長期金利が低下。高PER(株価収益率)のハイテク株が買われ、相場を押し上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日ぶりに反発。10-12月期米雇用コスト指数が予想を下回ると、インフレ鈍化につながるとの見方が広がり買いが優勢となった。
・原油先物相場は反発。IMFが世界経済見通しを上方修正したことや、ユーロを中心にドル安が進み、ドルで取引される原油先物にとっては割安感となったことで原油価格は反発した。また、明日発表されるEIA原油在庫が取り崩しとの予想となっていることも支えになった。
・金先物相場は4日ぶりに反発。ユーロに対してドルが売られていることもあり、ドルで取引される金先物は割安感から4日ぶりに反発して引けた。もっとも、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見姿勢が強かった。