8日の日経平均は続落。終値は79円安の27606円。寄り付きは一桁の上昇で、すぐにマイナス圏に沈むと下げ幅を3桁に拡大。米国株は3指数がそろって上昇したが、決算が嫌気されたソフトバンクG(9984)や任天堂(7974)が派手に下げており、この影響を大きく受けた。値上がり銘柄数が多かったことから指数の下げは構成銘柄の要因が強いと冷静に受け止められ、27500円を割り込み200円超下げたところで売りは一巡。早い時間に下げ止まると、そこからはじわじわと値を戻した。グロースコア指数やマザーズ指数は強く、TOPIXも後場にはプラス圏に浮上する中、日経平均も終盤にかけて下げ幅を2桁に縮小。大引けが後場の高値となり、終値では27600円を上回った。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7800億円。業種別では医薬品、石油・石炭、サービスなどが上昇した一方、その他製品、鉄鋼、繊維などが下落している。
上方修正、増配、自己株取得枠拡大など好材料が多かったテレビ東京ホールディングス(9413)が急騰。反面、3Qが大幅な最終赤字となったソフトバンクGが5.1%安となり、1銘柄で日経平均を65円程度押し下げた。