(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=134.84円(前営業日比▲0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=143.09円(▲0.69円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0605ドル(▲0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:33045.09ドル(▲84.50ドル)
ナスダック総合株価指数:11507.07(△14.77)
10年物米国債利回り:3.91%(▲0.04%)
WTI原油先物4月限:1バレル=73.95ドル(▲2.41ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1841.5ドル(▲1.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) ▲13.3% ▲7.7%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日続落。時間外取引で一時3.9663%前後と昨年11月10日以来の高水準を記録した米10年債利回りが3.88%台まで低下するとユーロ買い・ドル売りが先行。24時前に1.0660ドル付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値1.0664ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだユーロ売りのフローも観測された。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月31-2月1日分)で「ほぼ全ての当局者は0.25%の利上げが適切との点に同意。数人の当局者は0.50%の利上げを明確に支持、または支持してもよいと表明」「インフレの上振れリスクが依然として政策見通しを形成する上で重要な要因」との見解が示されると、米長期金利が低下幅を縮小し全般ドル買いが活発化。5時過ぎに一時1.0599ドルと日通し安値を付けた。
・ドル円は4日ぶりに小反落。米長期金利の低下などを手掛かりに円買い・ドル売りが先行。ブラード米セントルイス連銀総裁が「政策金利を5%以上に引き上げる必要がある」と述べた一方、「2023年はインフレを抑制できる見込みがある」との見解を示したことも相場の重しとなり、一時134.37円と日通し安値を更新した。
ただ、前日の安値134.15円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。FOMC議事要旨を受けて米金利が低下幅を縮めると、ドル円にも買い戻しが入り134.99円付近まで下げ渋った。
・ユーロ円は4日ぶりに反落。ユーロドルがさえない動きとなったことでユーロ円にも売りが出て一時143.05円と日通し安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。FOMC議事要旨で、ほぼ全ての当局者は0.25%の利上げに賛成した一方、少数の当局者は0.50%の利上げを主張していたことが分かると、米利上げ継続への警戒から売りが強まった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに小反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに押し目買いなどが入った。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。前日に大幅下落した反動で買い戻しが先行したものの、FOMC議事要旨公表後は米利上げ継続への警戒から売りが出て上げ幅を縮めた。
・原油先物相場は大幅に6日続落。先週からの地合いの悪さが続くなか、FOMC議事要旨のタカ派寄りを警戒した売りに押された。23日発表の週間在庫統計で原油積み増しを予想する向きが増えたことも下落圧力を強めた。
・金先物相場は小幅に3日続落。米金利の低下を眺めて金利がつかない金は買い先行。もっとも、ドルがユーロに対して上昇すると割高感が生じたドル建て金に売りが入り、マイナス圏に沈んだ。