週明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.17%高の20603.19ポイントだった。中国企業指数は0.03%安の6937.50ポイント。メインボードの売買代金は概算で1090億8000万HKドル。
ハンセン指数は前場に前週末終値を挟んで一進一退の展開となったが、後場はプラス圏で推移した。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利上げが決まるとの観測が後退し、3日のNY株式相場が大幅に反発したことを受けた買いが相場を支えた。ただ、中国本土相場の下落が投資家心理を冷やし、上値のめどとして意識された20日移動平均線(大引け時点で20717.29ポイント)に近い水準では上値が重かった。セクター別では通信とエネルギーが上げた半面、情報技術が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、石油株のCNOOC(00883)とシノペック(00386)が高い。通信株のチャイナ・モバイル(00941)、パソコン大手のレノボグループ(00992)、カジノ株の銀河娯楽(00027)とサンズ・チャイナ(01928)は続伸した。一方、3日大引け後に2022年12月本決算見通しを発表した碧桂園服務(06098)、2月不動産販売統計を発表した碧桂園(02007)が売られた。銀行株の招商銀行(03968)、家電株の海爾智家(06690)は大幅に反落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.81%安の4177.25ポイントと反落した。企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(00268)と医薬品ネット通販の京東健康(06618)の下げがきつい。半面、電気自動車の蔚来集団(09866)が続伸。オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)も買われた。