外食好きにとって、株主優待で食事ができる銘柄はとても魅力的です。今回は、その中でも人気の高い銘柄であるカレー専門店「ココイチ」を展開する壱番屋と、多彩な飲食ブランドを持つクリエイト・レストランツについて、それぞれの株主優待がいつ届くのかや、配当と合わせた利回りを分かりやすく解説します。
壱番屋(7630)
壱番屋はカレー専門店「CoCo壱番屋(通称ココイチ)」を全国にチェーン展開する企業です。ハウス食品グループの子会社であり、近年、アジアや北米を中心に積極的に海外進出しています。また、ココイチの他にもあんかけパスタ専門店「パスタ・デ・ココ」やつけ麺屋「麺屋たけ井」の運営も行っています。
株価が下がった理由
2026年1月時点の株価は約920円です。2024年2月には約1400円の高値を付けましたが、その後下落が続いています。株価が下がった理由は、物価高による原材料費の高騰と、主力事業であるココイチでの、値上げ実施による客離れなどが影響し、業績が悪化したことが要因と考えられます。
株主優待のお食事券はいつ届く?
壱番屋の株主優待は、毎年2月末と8月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、壱番屋が運営する飲食店で利用できるお食事券です。
お食事券は、店内での飲食の他、テイクアウトや宅配、店内商品の購入でも使えます。また、希望者はレトルトカレーやギフトセットへの交換を選択することも可能です。
2月末の権利確定日分のお食事券は5月中旬頃に、8月末の権利確定日分は11月下旬頃にそれぞれ発送される予定です。保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

壱番屋の配当と利回り
2026年度の配当金は、8月末の中間配当で8円、2月末の期末配当で8円の、年間1株当たり16円となる予想です。この金額は、2020年度から6期連続で同じ金額を維持しています。
1株920円で100株購入した場合、投資金額は9.2万円です。配当金は1600円なので、配当利回りは約1.7%になります。また、株主優待として2000円相当のお食事券が贈呈されるため、優待利回りは約2.2%、配当と優待を合わせた利回りは約3.9%です。
保有株数に応じた配当と優待を合わせた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。

クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(以下、クリエイト・レストランツ)は、海鮮居酒屋「磯丸水産」や和食レストラン「かごの屋」、つけめん「TETSU」、抹茶専門店「抹茶館」など、さまざまなジャンルの飲食店を展開する企業です。自社ブランドを展開するのではなく、M&Aを活用しグループ規模を拡大させています。
株価は伸び悩み気味
2026年1月時点の株価は約780円です。2020年に新型コロナウイルスの影響で約260円まで下落しましたが、業績好調と株主優待拡充の影響により株価は大幅な回復を見せ、2025年8月には約820円まで上昇しました。しかし、その後は約800円前後で小さな株価変動を繰り返しながらほぼ横ばいで推移しています。
株主優待のお食事券はいつ届く?
クリエイト・レストランツの株主優待は、毎年2月末と8月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、グループ店舗で利用できるお食事券です。
お食事券は、店内での飲食の他、テイクアウトでも使えます。ただし、宅配や事前決済サービスを利用した商品購入、インターネット販売では利用できません。また、一部利用できない店舗もあるため、事前に公式ホームページで確認しておくと安心です。
2月末の権利確定日分のお食事券は5月中旬頃に、8月末の権利確定日分は11月中旬頃にそれぞれ発送される予定です。なお、有効期限は到着後約半年間となっています。保有株数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

クリエイト・レストランツの配当と利回り
2026年度の配当金は、8月末の中間配当で2.25円、2月末の期末配当で2.25円の、年間1株当たり4.5円となる予想です。この金額は、2021年度の無配当、2022年度の2.25円、2023年度の3円、2024年度の3.5円、2025年度の4円から5期連続で増配しています。
1株780円で100株購入した場合、投資金額は7.8万円です。配当金は450円なので、配当利回りは約0.6%になります。また、株主優待として3000円相当のお食事券が贈呈されるため、優待利回りは約3.8%、配当と優待を合わせた利回りは約4.4%です。
保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。

まとめ
壱番屋は、使い勝手の良いお食事券と安定した配当が魅力で、ココイチをよく利用する人向けの銘柄です。
一方、クリエイト・レストランツは、優待金額が大きく使える店舗も多いため、外食優待を重視したい人に向いています。
自分の外食スタイルに合った企業はどちらですか?株主優待を使って、外食をよりお得に楽しんでみてはいかがでしょうか。
