株主優待で洋服をお得に購入できる銘柄は、ファッション好きにとって見逃せません。今回はその中でも、2月に決算を迎える「タカキュー」と「三陽商会」について、株主優待の使い方や優待セールの開催時期などを分かりやすく解説します。
タカキュー(8166)
タカキューは、メンズスーツやジャケットを中心に紳士服を主に販売するアパレル企業です。ビジネスウェアの他、シャツやニットなどのカジュアルウェア、バッグやベルトなどの雑貨も取り扱っています。全国に110店舗以上を展開していますが、近年の業績は悪化の傾向にあります。
株価が下落・高騰した理由は?
2026年1月時点の株価は約90円です。2019年までは約200円前後だった株価は、2020年頃から下落し始め、2024年には約70円となりました。下落の原因は、新型コロナウイルスの影響で業績が悪化したことだと考えられます。
下落が続いていましたが、業績回復を受けて2024年中頃には約160円まで高騰しました。さらに、2025年10月には株主優待の拡充が発表され、さらなる株価上昇が期待されましたが、2026年度の業績が減収・減益となる見込みであると発表され、株価は大きく下落しています。
株主優待の使い方
タカキューの株主優待は、毎年2月末の権利確定日に、500株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、タカキューの各店舗で利用できる買物券です。
買物券は店舗でお会計時に提出することで利用できます。オンラインショップでは利用できません。また、毎年5月末頃に到着し、翌年4月末までが有効期限となっています。期限が切れた買物券は利用できないため注意が必要です。
保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

タカキューの配当と優待利回り
2026年度の配当金は、無配当となる予想で、2019年度以降無配当が続いています。
1株90円で500株購入した場合、投資金額は4.5万円です。配当金はありませんが、初年度は株主優待として6000円相当の買物券が贈呈されるため、優待利回りは約13.3%になります。
保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。

三陽商会(8011)
三陽商会は、「BLUE LABEL」や「ポール・スチュアート」、「マッキントッシュ」などのブランドを多数展開するアパレル企業です。デザイン設計から生産・販売までを自社で一貫して行っており、百貨店や専門店、オンラインストアを中心に、婦人服、紳士服、その他雑貨などを販売しています。
株価上昇の理由は?
2026年1月時点の株価は約4200円です。2020年には新型コロナウイルスの影響で赤字経営が続き、株価も約500円前後で低迷しました。2023年頃から百貨店のインバウンド需要により業績が大幅に回復すると株価も上昇し始め、現在も業績好調と株価上昇が続いています。
株主優待のセールは年2回
三陽商会の株主優待は、毎年2月末と8月末の権利確定日に、100株以上の株式を保有する株主に対して、保有株数および保有年数に応じて贈呈されます。贈呈される株主優待の内容は、株主優待セールへの招待およびSMSポイントです。
株主優待セールとは、毎年4月頃と11月頃の年2回行われるセール会場に入場することができる権利です。セール会場では、三陽商会が取り扱う商品を割引価格で購入することができます。また、公式オンラインストアの20%オフクーポンコードも同封されています。
SMS(SANYO MEMBERSHIP)ポイントは、2026年8月末の権利確定日分から進呈されます。三陽商会の公式アプリで貯められるポイントで、1ポイント1円として店舗・オンラインストアどちらでも利用可能です。翌年3月頃に進呈され、有効期限は付与後約1年間となる予定です。
保有株数および保有年数に応じて贈呈される株主優待の内容は、下記の一覧表をご確認ください。

三陽商会の配当と優待利回り
2026年度の配当金は、8月末の中間配当で69円、2月末の期末配当で70円の、年間1株当たり139円となる予想です。この金額は、2022年度の無配当、2023年度の55円、2024年度の88円、2025年度の129円から4期連続で増配されています。
1株4200円で100株購入した場合、投資金額は42万円です。配当金額は1万3900円のため、配当利回りは約3.3%になります。また、600株購入した場合の投資金額は252万円で、配当金額は8万3400円です。株主優待として2500円相当のSMSポイントが贈呈されるため、優待利回りは約0.1%、配当と優待を合わせた利回りは約3.4%になります。
保有株数および保有年数に応じた配当と優待を合わせた利回りの一覧は、下記の表をご参考ください。

まとめ
タカキューと三陽商会についてご紹介しました。
タカキューは、少額投資で高い優待利回りが狙える一方、業績や無配当には注意が必要な銘柄です。一方、三陽商会は、業績好調と高配当が続いていますが、投資金額が高額で株価下落によるリスクが高くなっています。
優待利回りを重視して服をお得に買いたいのか、長期保有を見据えて安定したリターンを重視するのか、自分の投資スタイルに合った銘柄を投資先として検討してみてはいかがでしょうか。
