(6日終値)
ドル・円相場:1ドル=135.93円(前営業日比△0.06円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=145.17円(△0.67円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0681ドル(△0.0046ドル)
ダウ工業株30種平均:33431.44ドル(△40.47ドル)
ナスダック総合株価指数:11675.74(▲13.27)
10年物米国債利回り:3.96%(△0.01%)
WTI原油先物4月限:1バレル=80.46ドル(△0.78ドル)
金先物4月限:1トロイオンス=1854.6ドル(横ばい)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
1月米製造業新規受注(前月比) ▲1.6% 1.7%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは続伸。レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミストが「現在の情報は3月以降の利上げ継続を示唆」と述べたほか、ホルツマン・オーストリア中銀総裁が「3月、5月、6月、7月に0.50%の利上げを行うべき」との考えを示すと全般ユーロ買いが優勢となり、2時30分前に一時1.0694ドルと2月21日以来の高値を付けた。低下して始まった独10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料。
・ドル円は小反発。21時前に136.19円と日通し高値を付けたものの、24時30分前には135.64円付近まで下押しした。ただ、そのあとは明日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を前に様子見ムードが広がり、136.00円を挟んだもみ合いの展開が続いた。
なお、明日のパウエルFRB議長の議会証言では「タカ派寄りの発言が警戒されている」との声が聞かれ、一時3.89%台まで低下した米10年債利回りは3.98%台まで上昇した。
・ユーロ円は3日ぶりに反発。レーン氏やホルツマン氏の発言を受けてECBが大幅な利上げを継続するとの観測が強まると、全般ユーロ買いが進んだ。2時頃に一時145.38円と本日高値を更新した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸。アナリストが買い推奨したアップルが上昇し、相場を押し上げたものの、明日のパウエルFRB議長の議会証言を控えて様子見ムードも強く、積極的に上値を追う展開にはならなかった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落。パウエルFRB議長の議会証言では「タカ派寄りの発言」が警戒されており、米長期金利が上昇。高PER(株価収益率)のハイテク株には売りが出た。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。前週末の流れを引き継いで買いが先行したものの、買い一巡後は売りが優勢となり下げに転じた。明日のパウエルFRB議長の議会証言では「タカ派寄りの発言が警戒されている」との指摘があった。
・原油先物相場は5日続伸。外国為替市場で対ユーロ主導でドル安が進むと、ドル建てで取引される原油の割安感が意識され、買いが強まった。
・金先物相場は横ばい。時間外で米長期金利が低下したことに伴って一時1880ドル台乗せる場面があった。ただ、中国の景気減速懸念から金需要の低下が意識されると上げ幅を消した。