26日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.71%高の19757.27ポイントだった。中国企業指数は0.80%高の6654.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で978億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く始まったものの、序盤に上げへ転じた。足元で売り込まれていた銘柄を買い直す動きが幅広いセクターに広がり、相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均線(大引け時点で19725.56ポイント)を前場に上抜けた。前日の米株安を嫌気する売りが朝方に先行した半面、米長期金利の低下がハイテク・グロース株の買いを誘ったもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のテンセント(00700)とJDドットコム(09618)が反発し、相場の上昇を主導。前日安かった太陽光パネル用ガラス大手の信義光能(00968)、自動車メーカーのBYD(01211)は大きく買い戻された。製薬の翰森製薬(03692)、ビール大手の華潤ビール(00291)とバドワイザーAPAC(01876)も高い。一方、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、海運の東方海外(00316)、オンラインゲームのネットイース(09999)が続落。前日買われた中国人寿保険(02628)も下げた。
ハンセンテック指数は1.25%高の3872.01ポイントと7営業日ぶりに反発。企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(00268)、動画プラットフォームの快手科技(01024)とビリビリ(09626)が急反発した半面、パソコン大手のレノボグループ(00992)がさえない。