休場明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続伸。終値は前営業日比0.20%高の19933.81ポイントだった。中国企業指数は0.33%安の6680.21ポイント。メインボードの売買代金は概算で754億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いたものの、朝方に上げ幅を縮小。前日終値を挟んで一進一退の展開となった。始値で回復していた心理的節目の20000ポイントを結局は割り込んで引けたが、終値ベースで4月24日以来およそ1週間ぶりの高値を付けた。前引け後に2023年1-3月期決算を発表したHSBC(00005)が後場に急伸し、相場を支えた。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を2-3日に控え、米連邦準備理事会(FRB)の政策方針を見極めたいとのムードが漂い、商いは低水準だった。セクター別では公共事業や素材が上げた半面、医療・ヘルスケアが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、HSBC(00005)が4.45%上昇した。ハイテク株の百度(09888)とレノボグループ(00992)、カジノ株の銀河娯楽(00027)とサンズ・チャイナ(01928)も高い。都市ガスの新奥能源(02688)は5%近い大幅反発だった。一方、保険株の中国平安保険(02318)と中国人寿保険(02628)の下落が重荷。不動産管理の碧桂園服務(06098)、スポーツ用品の安踏体育用品(02020)と李寧(02331)が安い。
ハンセンテック指数は0.08%安の3898.59ポイントと小反落。ウェイボー(09898)、金蝶国際ソフト(00268)、キングソフト(03888)の下げがきつい。半面、4月納車台数を発表した電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)が大きく買われた。