15日の日経平均は大幅続伸。終値は324円高の28871円。米国株の大幅高を好感して上昇して始まると、寄り付きを安値に上げ幅を広げる展開。値下がり銘柄は結構多かったものの、寄与度の大きいソフトバンクGが買いを集めたほか、ハイテク株を中心に大型グロース株の値動きが良く、指数はじり高基調が続いた。後場に入って28900円手前では上値が抑えられた。しかし、上昇ペースが鈍った後も高値圏を維持。300円を超える上昇で取引を終えた。
上昇率では日経平均が1.1%であったのに対してTOPIXは0.6%と、日経平均の優位性が色濃く出た1日となった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆5600億円。業種別では医薬品、精密機器、ゴム製品などが上昇した一方、海運、鉱業、陸運などが下落した。
動きの良さが目立ったソフトバンクグループ(9984)が5.2%高。高値は5929円まであり、4月につけた年初来高値5984円に接近した。半面、前期が大幅な最終赤字となったフリー(4478)が16.5%安と急落した。