2022年4月から、学習指導要領が改訂され高等学校における金融教育が義務化されました。
一方で、まだ金融教育は受けていないものの、友達との遊びや買い物などお金を使う機会が増えてくる小学生・中学生には家庭でどのような金融教育をすれば良いのでしょうか?
この記事では、ゲームやアプリ・施設体験などを通じて家庭でできる「お金の授業」を紹介していきます。
小学校高学年・中学生に!家庭でできる「お金の授業」5つ
スマートフォンのアプリ・ゲームの活用
「キッザニア」での職業体験
アプリで模擬投資
漫画で学ぶ
3D・VR映像で日本銀行本店本館を見学
1.スマートフォンのアプリ・ゲームの活用
「ゲームが好き」というお子さんは多いのではないでしょうか。
金融教育にかかわらず、学校の授業のように講義をしても「退屈」「勉強したくない」と反発される可能性があります。スマートフォンのゲームやボードゲームを通じて、お金の価値や使い方を教えてみましょう。
例えば小学校低学年のお子さんには、株式会社medibaと株式会社ORSOが共同で企画・開発を行うスマートフォンアプリ「まねぶー 知育に最適なごっこ遊びゲームアプリ」があります。
「まねぶー」は、アプリ内の店舗でお子さまがお仕事体験やアプリ内通貨を使ったお買い物などの体験が可能で、ゲーム感覚でお金の仕組みを学ぶことができ対象年齢は3~8歳です。
また、1935年にアメリカで発売されたボードゲーム「モノポリー」土地や会社を購入し、投資・不動産投資などができるゲームです。
日本のボードゲームはタカラトミー「人生ゲーム」が有名ですが、人生ゲームも結婚や就職、お金などについて疑似体験ができます。
2.「キッザニア」での職業体験
キッザニアはKCJ GROUPが運営する3歳~15歳の子ども達を対象とした屋内型の職業体験施設です。
国内では「キッザニア東京」(東京都江東区)、「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)、「キッザニア福岡」(福岡県福岡市)の3施設があります。
体験できる仕事やサービスは、およそ100種類に上り子ども達はさまざまな仕事やサービスを体験できます。
仕事を体験するとキッザニアの専用通貨「キッゾ」が手に入ります。キッゾは施設内での買い物や銀行への預金、ATMでの引き出しなどが可能です。
3.アプリで模擬投資
お子さんが小・中学生の場合は「大人が見ていても、まだ実際に投資をさせるのは不安」という親御さんは多いでしょう。
アプリを通じて模擬投資・デモトレードをすることで、お子さんが投資を疑似体験できます。
例えば、グリーンモンスター株式会社が運営する体験型投資学習アプリ「トウシカ」「株たす」などがあります。
4.漫画で学ぶ
日本銀行が提供する「にちぎん☆キッズ」というサイトでは、漫画でお金について学ぶことができます。
出典:日本銀行「にちぎん☆キッズ」
「にちぎん☆キッズ」は主に小学校高学年を対象で、日本銀行とお金・金融・経済に関する事柄を漫画で掲載しています。
テーマは「お金ってなに」「お金のながれ」「お金のかち(物価の安定)」の3つです。
全ページを一度にダウンロード、印刷することができますので気になる方はサイトをチェックしてみましょう。
5. 3D・VR映像で日本銀行本店本館を見学
日本銀行ホームページ内にある「にちぎん・学びの部屋」コーナーでは、オンラインで日本銀行の本店見学が可能です。
にちぎんVR(本館3D・VR映像)、映像を見て宝物さがし、本店見学のみどころ(動画)などが掲載されています。
まとめ
アプリやゲーム、3D・VR映像などを用いた金融教育について解説しました。
アプリを利用する際には、子どもの「アプリ課金」に気をつけましょう。