ビットコイン積立とは?メリット・デメリットと運用シミュレーションを紹介

少額から投資ができるビットコインの積立投資が気になるものの、本当に利益が出るのか疑問を抱いている方もいるでしょう。


ビットコイン積立は長期的な運用により大きなリターンが期待できるものの、特徴を理解していないと損失を被る恐れがあるため注意が必要です。


本記事では、ビットコイン積立のメリット・デメリットに加え、5年・10年ごとの運用シミュレーションを解説します。


ビットコイン積立とは

ビットコイン積立とは、ビットコインを毎日・毎月のような一定の周期に一定の金額を購入して積み立てる投資方法のことです。


ビットコイン(BTC)とは?

インターネット上で発行され、通貨として取引に使用される世界初の暗号資産(仮想通貨)です。


ビットコインを含めた仮想通貨は価格の変動が激しいものの、積立投資により価格変動リスクの軽減に期待できます。


この投資手法を「ドルコスト平均法」と呼び、価格の変動に関わらず決められたタイミング・金額の積み立てで購入価格の平均化が可能です。


また、ビットコインの価値は1日単位で上昇・下落しますが、長期的な視点で見ると右肩上がりに推移してきた実績があります。


そのため、ビットコイン積立は日々の価格変動の影響を抑えて、長期的な運用により大きなリターンを期待できる投資方法といえるでしょう。



ビットコイン積立のメリットとデメリット

ビットコイン積立を始める前に、メリットとデメリットを把握した上で自分の投資目的に適しているのか見極めましょう。


ビットコイン積立のメリットとデメリットは以下のとおりです。


● メリット1:少額から始められる

● メリット2:時間分散でリスクを抑えられる

● メリット3:心理的負担を軽減できる

● デメリット1:短期間で大きな利益は狙えない

● デメリット2:元本割れのリスクがある


それぞれの内容について、以下で順番に見ていきましょう。


メリット1:少額から始められる

ビットコインは少額から始められるため、金銭的な負担を軽減しながら運用可能です。


仮想通貨取引所によって最小取引単価は異なるものの、500~1,000円程度で購入できます。


このような少額投資で、万が一価格の暴落が生じた際にも損失リスクを抑えられるのは大きなメリットといえるでしょう。


メリット2:時間分散でリスクを抑えられる

ビットコイン積立では、時間分散により高値で多く購入するリスクを軽減できます。


時間分散とは?

金融商品を一括投資するのではなく、購入するタイミングを数回に分けて投資することです。


時間分散でよく使われる手法が先述したドルコスト平均法です。


ドルコスト平均法では一定の期間・一定の金額で購入を繰り返すため、ビットコインが高値の時は少なく・安値の時は多く購入できます。


そのため、購入価格が平均化されることで大きな損失リスクの回避とリターンの最大化が可能です。


メリット3:心理的負担を軽減できる

ビットコイン積立は心理的負担を軽減できて、投資初心者にこそおすすめの投資方法といえます。


なぜなら、ビットコイン積立は一定の期間に自動で積み立てられ、購入のタイミングに悩むことなく運用できるからです。


ビットコインの価格は日々変動しており、投資初心者が価格の上昇や下落を予測して購入のタイミングを判断するのは困難といえます。


しかし、ビットコイン積立なら一時的な価格変動に左右されずに取引でき、心の安定を保ちながら資産運用が可能です。


デメリット1:短期間で大きな利益は狙えない

投資により短期間で大きなリターンを狙う場合は、ビットコイン積立は不向きといえます。


なぜなら、積立投資は長期運用により価格変動のリスクを軽減してリターンを最大化するのが目的だからです。


そのため、ビットコイン積立は短期的な利益を求める方よりも、積み立てにより長期的な値上がりを目的とした資産形成を目指す方に適しています。


デメリット2:元本割れのリスクがある

ビットコイン積立は投資期間が短いと元本割れする可能性があり、必ずしも利益を得られる訳ではありません。


ビットコインを含む仮想通貨は価格変動が激しく、積立投資によりリスクを軽減することはできるものの、場合によっては損失が生じる場合があるためです。


たとえば、ビットコインの価値が暴落した際に、平均購入単価を下回る価格で売却してしまうと損失が確定してしまいます。


投資には常に損失のリスクがあるため、しっかり理解した上で生活に支障のない余裕資金で投資するのが重要です。


【期間別】ビットコイン積立のシミュレーション

ここでは、ビットコインを異なる運用期間で積み立てた際の2つのケースについて解説します。


● 5年間積み立てた場合

● 10年間積み立てた場合


具体的には、次の条件でビットコイン積立を行った場合の評価額と運用益について、過去のビットコインの価格を基にシミュレーションしました。


それぞれの項目について、以下で順番に見ていきましょう。


5年間積み立てた場合

ビットコイン積立を毎月1,000円で行い、5年間運用した場合のシミュレーション結果は次のとおりです。


 

※出典:GMOコイン「つみたて暗号資産」


2020年3月~2025年3月の5年間のデータを基に算出すると、評価額は239,530円で運用益は179,530円です。


毎月1,000円の少額投資でも、5年後には元本の約3倍の利益を得られています。


しかし、ビットコインの価値が急落している月が数回あり、価格変動による損失を完全に避けられる訳ではありません。


損失拡大を防ぐためには、利益の確定・損切りを実施する自分なりの基準をあらかじめ設定しておくことが大切です。


10年間積み立てた場合

ビットコイン積立を毎月1,000円で行い、10年間運用した場合のシミュレーション結果は次のとおりです。


 

※出典:GMOコイン「つみたて暗号資産」


2015年3月~2024年3月の5年間のデータを基に算出すると、評価額は7,516,733円で運用益は7,396,733円です。


5年・10年の運用シミュレーションを比較すると、同じ投資金額でも長期的な運用により利益に大きな差が生じることがわかります。


しかし、ビットコインは法定通貨ではないことから、将来的な価値や法定規制の動きなどの予測が難しいのが実情です。


ビットコインを長期運用する際は、市場の動向や規制の変更を常に確認して投資戦略を頻繁に見直しましょう。


まとめ

本記事では、ビットコイン積立の特徴や過去のデータを基に運用シミュレーションを解説しました。


ビットコインは価格の変動が激しいものの、積立投資による長期運用でリスクを軽減しつつ利益の最大化が期待できます。


また、多くの仮想通貨取引所では500~1,000円で最小取引単価を設定しており、投資を始めるハードルが低いのがビットコイン積立の魅力の一つです。


ビットコインの特徴を理解した上で、自分のリスク許容度に合った設定で積立投資を行いましょう。


白田 れな

金融ライターズアカデミー所属。短期大学卒業後、大学病院で医療事務を経験。 その後、アパレル業界など多様な職務経験を活かし、現在ではWebライターとして活動。 美容・金融ジャンルで執筆活動を行っている。

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