9日の日経平均は続伸。終値は149円高の28214円。ECBの大幅利上げ決定や、パウエルFRB議長のタカ派発言を受けても米国株が上昇したことから、3桁上昇スタート。高く始まった後の上値は重く、開始早々には上げ幅を急速に縮めた。しかし、前日終値近辺ではマイナス圏入りを回避して盛り返した。前場ではプラス圏を維持しながらも方向感が定まらなかったが、後場は28200円近辺で値動きが落ち着いた。終盤にかけても目立った動意は乏しく、寄り付きの水準を若干上回って取引を終えた。グロースコア指数が3.2%高、マザーズ指数が2.4%高と、新興指数の動きの良さが目立った。
東証プライムの売買代金は概算で3兆1400億円。業種別では海運、電気・ガス、不動産などが上昇した一方、空運、ゴム製品、精密機器などが下落した。
証券会社が目標株価を引き上げたサカイ引越センター(9039)が大幅高。反面、今期の減益見通しを提示したアルチザネットワークス(6778)が大幅安となった。