25日のNY株式相場は3日続伸。米10年債利回りが前日の4.23%台から4.10%台に低下したことや、米8月ケースシラー住宅価格指数、米10月消費者信頼感指数などの経済指標が総じて弱い結果となり利上げ減速期待が続いたほか、ゼネラル・モーターズやコカ・コーラの第3四半期決算が市場予想を上回ったことも安心感につながった。
先週金曜日に748ドル高、月曜日に417ドル高となったダウ平均は76ドル安まで下落する場面もあったが、337.12ドル高(+1.07%)と一日の高値圏で終了。
S&P500とナスダック総合は終日プラス圏で推移し、それぞれ1.63%高、2.25%高で終了した。
金利低下を好感しエヌビディアやテスラが上昇したほか、引け後に決算を発表するアルファベットやマイクロソフトも買われた。
3日間の上昇率は、ダウ平均が4.96%高、S&P500が5.27%高、ナスダック総合が5.50%高となり、
10月月初来では、ダウ平均が10.83%高、S&P500が7.63%高、ナスダック総合が5.90%高となった。
業種別ではS&P500の10セクターが上昇し、1セクターが下落。
不動産が3.94%高と大幅に上昇したほか、素材、コミュニケーション、一般消費財、公益も2%超上昇。一方、エネルギーが0.04%安とわずかに下落した。
ダウ平均採用銘柄は、ナイキが4.22%高となったほか、アメリカン・エキスプレス、ボーイングが3%超上昇し、セールスフォース、ウォルト・ディズニー、ホーム・デポ、コカ・コーラ、ウォルグリーンも2%超上昇。
一方、トラベラーズが2%超下落し、アムジェン、ユナイテッドヘルス、ジョンソン・エンド・ジョンソンも小幅に下落した。
引け後の動きでは、アルファベットが時間外で6%超下落。ユーチューブの広告収入が減少し、売上高と利益が予想を下回った。
マイクロソフトもクラウド収入の不振が嫌気され、時間外で一時7%超下落した。