27日の日経平均は4日ぶり反落。終値は86円安の27345円。まちまちの米国株を受けて、寄り付きは小幅安。序盤ではプラス圏とマイナス圏を行き来するなど、前日終値近辺でのもみ合いが続いた。ただ、大きく下げてくると持ち直す一方で、プラス圏に浮上したところではすぐに戻り売りに押されたことで、次第に買いづらさが意識された。後場に入るとマイナス圏が定着し、じわじわと下を試しに行った。引け間際には下げ幅を3桁に広げる場面もあり、安値圏で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆6800億円。業種別では鉱業、電気・ガス、石油・石炭などが上昇した一方、銀行、海運、繊維などが下落した。
上方修正を発表した日立建機(6305)が大幅上昇。半面、フューチャー(4722)は3Qが大幅増益となったものの、目先の材料出尽くし感が強まり大幅に下落した。