3日のNY株式相場は高安まちまち。原油高を受けたエネルギー株やヘルスケアなどのディフェンシブ株が上昇した一方、年初から大きく上昇したテスラが売られた。
ダウ平均は小幅安でスタートしたものの、327ドル高(+0.98%)と一日の高値圏で終了し、S&P500は先週末終値を挟んでもみ合ったが、0.37%高で終了。ともに4日続伸となった。
一方、ハイテク株主体のナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、0.27%安と4日ぶりに反落した。
ダウ平均採用銘柄はユナイテッドヘルス、シェブロンが4%超上昇し、ウォルグリーン、メルクも2%超上昇。
一方、セールスフォースが1.65%安となり、ナイキ、アメリカン・エキスプレス、3Mなどが0.5%超下落した。
S&P500の11セクターはエネルギー、ヘルスケア、素材、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、不動産、一般消費財、公益など4セクターが下落した。
OPEC+が日量116万バレルの減産を発表したことでNY原油が前日比6%超上昇し、マラソン・オイルやコノコフィリップスが9%超上昇し、エクソン・モービルやシェブロンも4-6%高とエネルギー株が軒並み大幅高となった。
一方、年初からの3カ月で68%超上昇したテスラは、第1四半期の出荷台数が市場予想を下回ったことが嫌気され6.11%安と大きく下落した。
経済指標は3月ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)が46.3と2月分の47.7から悪化し、市場予想の47.5も下回った。
今週は7日がグッドフライデーで株式市場が休場となるが、同日に発表される米3月雇用統計が注目される。