週明けの日経平均は3日続落
週明けの日経平均は3日続落。米主要指数のまちまちの動きを受けてさえない展開となりました。前場はマイナス転換から下げ幅を3ケタに広げるなど、水準を切り下げる動きが続きました。後場に入ると押し目買いが入る場面もありましたが、プラス圏に浮上しても57,000円を超えてくると上値が重くなり、大引けにかけては売りに押される展開となりました。
東証プライム市場の売買代金は概算で7兆2300億円。値上がり銘柄数805に対し、値下がり742銘柄と、値上がり優位の展開でした。業種別では、鉄鋼、情報・通信、鉱業などが上昇した一方、ゴム製品、銀行、精密機器などが下落しました。
個別では、ソフトバンクG(9984)が6.8%高となり、1銘柄で日経平均を240円近く押し上げました。サンリオ(8136)が4.2%高。決算が好感された日本ペイント(4612)やニトリHD(9843)が急騰し、住友ファーマ(4506)がリリースを材料にストップ高となりました。一方、米1月CPIを受けて米国の長期金利が低下したことからメガバンク3行がそろって大幅安。ブリヂストン(5108)や住友林業(1911)が決算を受けて大きく売られ、下方修正が嫌気されたオリンパス(7733)が12.9%安と急落しました。
週足でみるニトリHDの株価推移
図表は、ニトリホールディングス(9843)の2022年7月からの週足のローソク足に加え、13週・26週・52週移動平均線です。
下位は、売られ過ぎや買われ過ぎなどをみるオシレータ系指標で代表的な相対力指数のRSI(9週ベース)の推移です。

大局的には2022年10月安値(2,293円)からの下値を切り上げる上昇波動に対して、2024年3月高値(4,884円)からは上値を切り下げる下落波動が続きました。
上昇波動の全値幅をほぼ帳消しにする下落波動となりましたが、直近の値動きのパターンから再び上昇局面入りの可能性が高まっています。
2024年3月高値からの下落波動では大きな三段下げが確認できますが、昨年10月安値(2,415円)を中心に「トリプルボトム」の底入れパターンを形成したことが大きな要因です。一般的には、「トリプルボトム」は最も深い安値を中心に両サイドに同等の安値が形成されるパターンです。完成を確認するには条件があり、それは3つ目の安値からの上昇でネックラインを上回る必要がある点です。ネックラインを上回ることができれば、トリプルボトムが完成します。
図表では、最も深い安値は昨年10月安値です。昨年10月安値をつける直前の高値と直後の高値を通るほぼ水平の抵抗線①がネックラインとなります。
先週の時点で、52週移動平均線を上回ったことに加え、このネックラインも上回り、底入れを確認しました。RSI(9週)も中心の50%付近から上向きに変化していたことがわかります。
トリプルボトムはめったに出てくるパターンではありません。実際に底値をつけてから確認できるまでに時間がかかりますが、底入れの信頼性が高いパターンとされています。
週明けは、2月13日に発表した26.3期3Q累計(4-12月)の連結営業利益(IFRS)の着地が市場コンセンサスを上回ったことが好感され、チャート上にマドを開けて一段高となりました。底入れパターンを形成したことで、上昇に弾みがつきやすかったことが推測できます。
短期的な過熱感などからネックラインまで引き戻される動きも想定されますが、当面の次の上値目標になるのは抵抗線②となります。そこは、過去の下落波動の中で三段下げ目の始点となった昨年4月の戻り高値(3,598円)です。



