日経平均は3日ぶり反落 終盤に下げ幅を3桁に広げる

31日の日経平均は3日ぶり反落。終値は106円安の27327円。米国株は大きめの下げとなったが、これを受けても寄り付きは小幅な上昇。ただ、序盤に上を試して節目の27500円を超えられなかったことから、開始早々に上値が重くなった。前場はプラス圏とマイナス圏を行き来して、3円安とほぼ横ばいで終了。一方、後場は地合いが悪化してマイナス圏が定着した。小安い水準でもみ合う時間帯が長かったが、終盤にかけて下げ幅を3桁に拡大。引け間際にきょうの安値をつけた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆9200億円。業種別では電気・ガス、金属製品、海運などが上昇している一方、銀行、鉱業、医薬品などが下落している。


上方修正を発表した三和ホールディングス(5929)が後場急伸。反面、第一三共(4568)は3Q時点で通期の営業利益目標をほぼ達成したものの、見通し据え置きが嫌気されて後場に入って急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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