31日の日経平均は3日ぶり反落。終値は106円安の27327円。米国株は大きめの下げとなったが、これを受けても寄り付きは小幅な上昇。ただ、序盤に上を試して節目の27500円を超えられなかったことから、開始早々に上値が重くなった。前場はプラス圏とマイナス圏を行き来して、3円安とほぼ横ばいで終了。一方、後場は地合いが悪化してマイナス圏が定着した。小安い水準でもみ合う時間帯が長かったが、終盤にかけて下げ幅を3桁に拡大。引け間際にきょうの安値をつけた。
東証プライムの売買代金は概算で2兆9200億円。業種別では電気・ガス、金属製品、海運などが上昇している一方、銀行、鉱業、医薬品などが下落している。
上方修正を発表した三和ホールディングス(5929)が後場急伸。反面、第一三共(4568)は3Q時点で通期の営業利益目標をほぼ達成したものの、見通し据え置きが嫌気されて後場に入って急落した。