日経平均は続伸 合同製鉄が急騰

2日の日経平均は続伸。終値は55円高の27402円。FOMCでは大方の予想通り0.25%の利上げが決定された。米国株はパウエル議長会見などを手がかりに、3指数がそろって上昇。これを受けて、寄り付きは3桁の上昇となった。しかし、開始早々に上値が重くなり、節目の27500円を超えられずにマイナス転換。ただ、下げたところではすかさず買いが入った。その後は上げ幅を広げてくると押し戻される一方、上げ幅を縮めれば盛り返し、方向感に欠ける動きが続いた。後場に入っても目立った動意はなく、小幅高で終了。値下がり銘柄は結構多く、TOPIXは下落で終えた。


東証プライムの売買代金は概算で2兆8900億円。業種別では電気機器、証券・商品先物、精密機器などが上昇している一方、保険、石油・石炭、鉱業などが下落している。


通期の利益見通しおよび期末配当見通しを引き上げた合同製鉄(5410)が一時ストップ高となるなど急騰。反面、3Qが営業減益となったダイセル(4202)が急落した。

日本株情報部 アナリスト

小松 弘和

証券会社、外資系生命保険会社、大手出版社マネーサイトの株式分析アナリスト、FX会社勤務を経て2014年に入社。金融全般に精通。2級FP技能士。 「トレーダーズ・プレミアム」では、「個別株戦略」「Market Flash」などのコンテンツやニュース配信を担当。 メディア掲載&出演歴 日経CNBC「朝エクスプレス『証券中継』」(隔週金曜)、株主手帳「街の専門家『今月の相場見通し』」、週刊現代、日経マネー、ダイヤモンド・ザイ、ビジネスマンの人生逆転マガジン「Ambitious」、完全ガイドシリーズ「株 完全ガイド」

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